遊ぶ【連載】子どもと楽しむ「遊び名人」になろう! 岡田哲也のおもちゃの時間

回るとどう見えるの?混じり合う色がきれいな「色遊び独楽」

2020.06.26

【動画】くるくる回り、混じり合う色がきれいなコマ。子どもとより楽しむための声掛けのヒントをご紹介します!

回るとどう見えるの?混じり合う色がきれいな「色遊び独楽」

こんにちは。東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタントの岡田哲也です。

子ども達におもちゃを見せようとして「こっち見てー!」って言っても、なかなか見てくれないことってありませんか?
今回は、その解決方法が見つかるかもしれません。

回る様子がとってもきれいな「色遊び独楽」で、遊びを広げるポイントをご紹介します。





「想像」してみよう。このあとどうなる?(1)「色遊び独楽」

今回のおもちゃ:色遊び独楽(木のおもちゃ製作所・銀河工房)

日本だけに限らず、世界にもたくさんのコマがありますが、このコマ、他のコマに比べて、軽いのに安定しています。だから安全だし、良く回るんです。
その名の通り、色もきれいですよね。

子どもの想像を膨らませる問いかけをしよう!

おもちゃがどのように動いたり、変化したりするのかを想像することは、 興味関心や期待感を持たせ、実際におもちゃを手に取るきっかけにもなります。
子ども達の想像力をドンドン膨らまるため、大人が問いかけを工夫してみましょう。

遊びを広げるポイント1: 回す前に絵柄をしっかり確認する

コマの楽しみのピークは、回っている所。
これをしっかりと見てもらうには、回る前の模様を観察してもらうことが重要です。
大人が「このあと、どうなるかな?」と問いかけることによって、子ども達もしっかりと注目をして、想像を膨らませてくれます。
それから回せば、変化をより楽しむことができますね。

遊びを広げるポイント2: 回す場所を変えてみる

手のひら、手の甲など、あえて不安定なところで回すと、また違った楽しみが生まれます。
そのほか、紙の上で回してジャンプさせるなど、大道芸のような技にも挑戦してみてください。

これらのポイントは、他のコマでも応用できますので、ぜひ試してみてくださいね。

Let’s try ! あなたも遊び名人

人差し指の上で回すことができますか?
実は、簡単に回すことができる方法があるんです。
ヒントは、「願いを込める」動作。ちょっと指が凹んでしまいますが・・・・!

*  *  *

「遊び名人」おもちゃコンサルタントとは

大人が遊び心を持って関わることで、子どもの遊びは豊かになります。

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次回は、7/3公開予定です≫≫≫

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岡田 哲也
執筆者東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタント
岡田 哲也
東京おもちゃ美術館では展示・イベント等の企画、運営に携わっています。また、「おもちゃインストラクター」「おもちゃコンサルタント(通学/Eラーニング)」養成講座の講師として、全国でおもちゃを使ったあそびの研究・実践・ワークショップを担当。NHK Eテレ『まいにちスクスク』などメディアでも遊びアイデアをご紹介しています。駒沢女子短期大学・植草学園大学 非常勤講師。

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