遊ぶ【連載】遊びは無限大! おもちゃの広場で見つけた子どもの目が輝くヒント

子どもの気持ちをふんわり包む魔法の布「シフォンスカーフ」

2019.03.08

「おもちゃの広場」では日々、さまざまな遊びが生まれています。子どもたちの豊かな遊びをご紹介する連載第1回。

子どもの気持ちをふんわり包む魔法の布「シフォンスカーフ」

全国のおもちゃコンサルタントが開催している子育てサロン「おもちゃの広場」私が「おもちゃの広場」を始めて8年目になります。
広場では毎回楽しい遊びがあちこちで繰り広げられています。1つのおもちゃからたくさんの遊びが生まれてくるのを間近で観察し、子どもたちの自由な発想や遊びを楽しむ力に「子どもってすごいな!」といつも驚かされます。

そんな広場の遊びの1場面を皆様にお届けしていきたいと思います。

おもちゃの広場の窓辺にいつも吊るしている「シフォンスカーフ」。陽に透かして見るだけでもとっても綺麗で癒されます。

「これが遊び道具になるの?」と思う方もいるかもしれませんが、この柔らかなシフォンスカーフでどんな遊びが繰り広げられるのかお伝えしますね!

いないいないばあって楽しいね!

ふんわりとしたシフォンスカーフを優しく顔にかけてあげ、「いないいないばあ」。こんなやり取りも広場ではよく見られます。
透けて見えるので赤ちゃんを怖がらせることもありません。目の前の色が変わる不思議さを楽しんだり、大好きなパパやママの「いないいないばあ」に赤ちゃんの満面の笑みがこぼれます。

好きな色をまとうだけで大満足♪

小さな子どもたちにもそれぞれ好きな色があります。
「絶対、ピンクじゃなきゃいやっ!」
こんなこだわりも1歳過ぎにはよく見られる姿です。小さく芽生えた自己主張を遊びの中でも受け止めてあげたいですね。
好きな色を自分で選んで首や腰に巻いたり、マントやバンダナにしてあげるとプリンセスやヒーロー、お店屋さん・・・何にだって変身できちゃいます!

日常の経験を遊びに!

ある日の広場で「この前バーベキューしたんだよ!」そんな話をしながらバーベキューごっこが始まりました。
「お肉を焼かなくちゃ!」そんな時にもシフォンスカーフが大活躍!シフォンスカーフを火に見立てて遊びましょう!

3歳頃になると自分が体験した遊びがよくごっこ遊びに出てきます。普段は地味な黒や茶色のスカーフもごっこ遊びに加えると様々な見立て遊びに使えますよ!

あっと驚くのが嬉しい!

シフォンスカーフを両手に小さく丸め、「3・2・1!」で両手をそっと開くとお花が開いたかのようにふわっと広がります。
歌に合わせて小さな手のひらに花が咲くとパパやママは驚いて拍手してくれます。その瞬間の子どもたちの誇らしげな顔、想像してみてください(笑)

また、何色かのスカーフをつなげ、手品のように広げていく遊びも楽しいですよ!ミニステージのようにして何人かで一緒に披露すると人前に出る経験にもなりますね。

シフォンスカーフ1枚でいろんな遊びが広がりますね!
ぜひ、親子で遊んでみてくださいね!

岡田真弓さんの「おもちゃの広場」レポートはこちらからどうぞ!

岡田真弓さんの「赤ちゃん遊びのヒント」はこちらからどうぞ!

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岡田 真弓
執筆者認定こども園保育教諭、絵本専門士、おもちゃコンサルタントマスター
岡田 真弓
保育の現場で働きながら、新潟県内の子育て支援センターなどで木育広場を開催しています。おもちゃや絵本を通じ、子どもの遊び心や感性を豊かに育てるお手伝いをしています。

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