コマを回して遊ぼう!~実験編~
2026.03.31
コマを回して遊ぶ!それだけでも楽しいのですが、回す場所を変えたら(例;ボコボコした所は?柔らかそうな所は?)面白いのではないか?と考え実験してみました。

皆さん、初めまして。おもちゃコンサルタントの笠嶋博子です。
普段は保育園に勤務する保育士です。地域で月に一回「おもちゃの広場」を開催しています。
ほかにも、東京おもちゃ美術館でおもちゃ学芸員のボランティアをするなど、様々な形で『おもちゃと遊び』に関わっています。
(下の写真は、グッド・トイあそび選手権2025に出場した際の写真です!)
コマについて執筆をしていますが、投げコマができるまでに5年近くかかった不器用な私です。
不器用で出来ないからこそ、色々と試したり遊び方を考えているうちにコマの魅力を沢山知る事が出来ました。
そのコマの魅力や「楽しむポイント」」「遊びかた」をおもちゃコンサルタントの視点から見て皆さんにお伝えしたく「コマ」で執筆をします。
連載最後まで読んでいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
コマで遊ぶエピソードからの気づき
私がおもちゃの広場でコマを出したとき、あるママが子どもに「そんな所で回さないの、ここで(こま板の上)でやりなさい」と言っていました。その子はコマを木のおもちゃの上で回そうとしていました。
皆で遊ぶ場所(施設)によってルールがあり、安全の為というのも理解できます。しかし「~すべき」や「禁止」が多くなると遊びはその面白さが一気に減少してしまうのです。
実際にその子はコマを手放し違う遊びに移っていました。
「こうしてみたらどうなるだろう?」という子どものワクワクや発見、そんな力が消えてしまった瞬間でした。
おもちゃコンサルタント取得時に「遊び力」が身につくおもちゃ実践論を勉強し、おもちゃの遊び方は一つじゃない!子どもの年齢、人数など環境に合わせて遊び方が変えられるアレンジ力を学びました。
このアレンジ力は子どもたちの発見(視点)の幅も広げる事が出来るのです。
コマをコマ板以外で回してみたら、下から見たらどんな世界が広がると思いますか?
一緒に見ていきましょう。
コマをコマ板以外の場所で回してみよう
ひねりこま(指でまわすコマ)を回す時、コマ板を使うのが一般的だと思います。
では、回す場所を変えたらコマはどうなるでしょうか?
①布の上
②雪の上
③球の上
さあ、この三つどのコマが回ってどのコマが回らないと思いますか?
答えは・・・
正解はどのコマも回ります。
(条件が必要な場合もある)
①布の上でコマは回ります。
布団や枕の上も試してみましたが回りました。
投げコマ、金属、木、プラスチックどの素材のコマも回りました。
投げコマはその上に着地させるのに少し技術がいりますが的入れ遊びのようで楽しめました。
②の雪の上も回ります。
ただし雪をきゅっと固めて土台を作っています。
四角い容器に雪を入れてひっくり返して土台を作ります。
雪の上では長く回らないコマがいくつかあり、コマのお尻の部分が関係しているのかもしれないと、見てみました。
そこまで鋭利な感じはなかったですが、写真の右側二つのコマ(黄色と三重の塔)は長く回らなかったので、重心が安定しやすいコマが長く回った事が分かりました。
2021年にグッドトイ&多世代交流賞受賞した筒けんの球の上でまわしてみました。
この球はジャグリングの球と同じで砂が入っていて表面がボツボツしています。
サーカスの玉乗りのイメージでコマもきっと回るのではないか?とイメージしましたが、木、プラスチック等比較的小さくて安定しやすいコマで挑戦したのですが回らず失敗。
そこで、グッドトイ受賞の「みんなのたのしい独楽」を思い出しました。
精密にできた金属のコマで最長6分も回り、上手く回すとまるで静止画のように見える通称「眠り独楽」現象ができる!コマの存在を思い出し、恐る恐る球の上で回すとまわりました!!
コマ板の上で遊ぶコマも楽しいですが(どのコマが長く回る競争はコマ板の上で遊ぶと盛り上がります)アレンジする「やってみる」気持ちで試してみると様々な発見があります。
どんな場所でどのように回るのか?回らなくてもがっかりせず次々とチャレンジしてみると楽しいですよ。
コマを下から見てみよう
東京おもちゃ祭りで「コマ」で出展したときにメンバーの中に支援学校勤務の人がいました。
その人が学校に通う子どもの中には寝たきり状態でコマを上から見るのが難しい子どもたちがいる、下から見上げても模様の変化があるコマがあるといいな。と話していたのです。
今まで上から見るしか考えが無かった私には思いつかなかった発想でした。
下からコマを見たらどうなるのか?上から見る違いとは?
100円ショップの透明なお皿を用意し、以下の写真のコマを回して下から見てみました。
この木のコマは左が上から見た図で右が回して下から見ている写真です。
このコマは特に動きの面白さを感じましたが、他のコマも
・コマのお尻が可愛い
・下から見た時の模様の変化
・コマの音をより感じる
・逆立ちコマを下から見た面白さ
等も感じました。
そしてもう一つの発見が!普段、スマホを見たりと下を向きがちですが見上げた空がキレイだということでした。
まとめ
コマを回して遊ぶと一口に言っても回す場所を探したり、どこで回るか考えたり下から見たりなど色々と変える事で遊びが広がります。
私が試した方法はほんの一例にすぎません。是非皆さんも色々な場所でコマを回してみて面白さを楽しんでみてくださいね。

- 執筆者保育士、おもちゃコンサルタント
笠嶋 博子 - 毎月一回地域で「おもちゃの広場」を子ども食堂さんとコラボ開催中!おもちゃライブラリーというおもちゃの貸し出しもしています。月数回は東京おもちゃ美術館の学芸員ボランティアをしたりと「おもちゃ」×「遊び」がライフワークです!!
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