見る力が発達してきたら 木のおもちゃの魅力とコスパの良さ#2
2023.02.10
動くものを目で追えるようになったら、動きの楽しい木のおもちゃがおすすめ。年齢が上がっても、遊び方を変えて、長く楽しめますよ!
こんにちは。おもちゃコンサルタントの大森と申します。
地元、栃木県那須塩原市にて「木のおもちゃスペースhami」という木のおもちゃの貸切利用のサービスを提供しています。
そして、1歳、4歳の男の子2人を育てる現役ママで、私自身も木のおもちゃが大好きです。
我が家の子どもたちは、赤ちゃんの頃から遊んでいたおもちゃを、遊び方を変えながら何年も使い続けています。
木のおもちゃは、大人も子どもも癒されるだけでなく、丈夫で壊れにくい。
つまり、長く使えてとってもコスパがいいのです。
そんな木のおもちゃの魅力をお伝えしたくて、この連載では、赤ちゃんから幼児期までの成長に合わせたテーマをもとに、長く使える、年齢差のある兄弟でも一緒に使うことのできる木のおもちゃをご紹介していきます。
第2回のテーマは「動きが楽しい木のおもちゃ」です。
1回目では赤ちゃん期からの「初めて出会う木のおもちゃ」を紹介しましたが、今回は段々と視野が広がってきて、追視ができるようになる頃からおすすめのおもちゃを紹介していきたいと思います。
ねんね期から何年も楽しめる、思わずニコッとしてしまうような不思議で楽しい動きをするおもちゃ達です。
動きが楽しい木のおもちゃ1 クネクネバーン大(BECK社)
木のクルマが大きな坂をカタンカタンと降りていくおもちゃです。
繰り返し降りていく様子をまずは親が見せてあげると、じーっとその動きを目で追います。
速すぎない速度で降りていくのもポイント。まだ速い動きを目で追えない赤ちゃん期でも、しっかり目で追えるスピードです。
お座り期になると、自分でクルマを置くようになります。また、4両つながったクルマもあり、少しウネウネとした動きで降りていくので、ついつい繰り返し遊びたくなっちゃいます。
我が家の1歳の次男も、もちろんお気に入りで、クルマを何台も連続で置いてみたりと、集中して遊ぶ様子が見られます。
4歳の長男は、クルマに加えてビー玉を一緒に置いてみたりしながら
「ビー玉とクルマの競争だ!」と
弟も一緒になってキャッキャッと盛り上がっている様子もよく見られます。
まだまだ現役の、息の長いおもちゃです。
動きが楽しい木のおもちゃ2 どんぐりころころ(こまむぐ社)
次にご紹介するおもちゃは、見ての通り、見た目がとてもかわいい癒し系のどんぐりのおもちゃです。
坂とどんぐり。この2つを見たらついどんぐりを坂に置いてみたくなりますよね。子どもも同じです。そして、置いてみると、その動きの可愛さにびっくり。
コトコトとまるでゆっくりと歩いているかのように坂を下りていくんです。
そして、坂が終わるときに、どんぐりはコテンっと転がります。
どんぐりの底にはビー玉がはめ込まれていて、何ともいえない可愛い動きをします。
ねんね期やお座り期は、まずどんぐりを見せてあげます。
その可愛い見た目に興味を示したときに、今度はゆっくりと坂に置くのを見せてあげると、少し不思議そうにしながらもじーっと見つめます。
そして、最後コテンっと転がる姿を見て、ニコーっと笑顔になるんですよ。
1歳近くになると自分で置いてみて、一連の動きを楽しみます。
我が家の次男は坂を降りるどんぐりを途中でつかまえてみたり、ビー玉の仕組みをよく見てみたりしながら遊ぶことが多かったです。
4歳の長男は、どんぐりにセリフをつけて楽しんでいます。
例えば降りていく様子に合わせて、「急げ!急げ!遅れちゃうー!」など。
そしてコテンっと転がったタイミングで「わー転んじゃったー」などと、セリフをつけるだけで物語が広がりますよね。
この癒し系などんぐりの表情は一緒に遊ぶ大人までも優しい気持ちにしてくれるので、親の私も大好きなおもちゃです。
色や頭の形が違うどんぐりもあるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
自分の手を動かすことで得られる満足感
今回も、年齢の離れた兄弟がそれぞれの楽しみ方で一緒に遊べるおもちゃを紹介してきましたが、2つのおもちゃの共通点がもう一つあります。
それは「置いてみないと動きがわからない」という点です。どうなるんだろうというワクワク感が、実際に置いてみた時の動きに対する「集中力」を増す効果があると思っています。
そして何より電気などを一切使わずに、自分の手を動かすことで楽しい動きを見られるので、遊んだ時の満足感がより高くなりますよね。
これもまた、木のおもちゃならではの魅力です。
次回もテーマに沿って木のおもちゃを紹介していきますので、楽しみにしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
二児のママが実感 木のおもちゃの魅力とコスパの良さ
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