0歳から幼児まで 木のおもちゃの魅力とコスパの良さ#1
2023.01.13
【新連載】木のおもちゃは0歳から使えて、遊び方を変えながら長ーく楽しめます。木のおもちゃの魅力を、おすすめアイテムとともにご紹介

はじめまして。木のおもちゃが大好きなおもちゃコンサルタントの大森です。
普段は、自宅の一室で木のおもちゃを貸切利用できるサービスの提供と、おもちゃ販売や、マルシェでのおもちゃ体験会の開催など地域に根ざした活動を行っています。
そして、男の子2人(4歳・1歳)のママでもあります。
この連載では、赤ちゃんから幼児期までの成長に合わせたテーマをもとに、長く使える・年齢差のある兄弟でも一緒に使うことのできる木のおもちゃをご紹介していきたいと思います。
あくまでも我が家の体験をもとにした紹介となりますが、参考にしていただければ幸いです。
知らないなんてもったいない!木のおもちゃの魅力を伝えるために
私の住む地域には木のおもちゃを体験できる場所がほとんどありません。
しかし、周りの子育てをしているママ達の話を聞くと、
『木のおもちゃっていいと思うけどどこで買えるの?どこか試せる場所ってあるの?』
など手に取る場所が身近に無いことで、お子様に与える機会までもが無くなっているのだなと感じました。
子どもも親も癒される魅力的なおもちゃがこんなに沢山あるのに、それをまだ知らない、体験できないなんて何だか凄くもったいない!!とまで思いました。
そこまで思うのは、何といっても我が子たちが何年も手に取り遊んできた姿を間近で見てきて、その良さを十分に実感しているからです。
そういった経緯から、今まで木のおもちゃを集めてきた私自身がおもちゃの遊び場を提供することで、少しでも地域の人に木のおもちゃを知ってもらえるきっかけになればいいなという思いで、現在活動をしています。
木のおもちゃは長く使えてコスパがいい!
そんな現役ママである私が子どもたちと一緒に木のおもちゃで遊んできた中で、気づいたことがありました。
それは、【赤ちゃんの頃から遊んでいたおもちゃを何年も使い続けている】ということです。
赤ちゃんの時に購入するおもちゃって、赤ちゃんの時期にしか使えないと思う方がほとんどではないでしょうか?でもそんな事はないのです。
赤ちゃん時期から年齢を重ねても遊び方を変えながら何年も使える。
更には丈夫で長持ちする。
つまりとてもコスパがいい。
これって中々ないですよね。でも、私はそんなおもちゃ達にたくさん出会ってきました。
今回ご紹介する木のおもちゃのテーマは『初めて出会う木のおもちゃ』。
赤ちゃんに初めてのおもちゃを与えたいと考えた時、みなさんはどういったことを基準に選びますか?
「安心・安全」、
「特別感のあるもの」、
「まだ視力の弱い赤ちゃんでも遊べる、音が出るものがいいかな?」など、色々と悩まれる方が多いのではないでしょうか。
これからご紹介する2つのおもちゃは、そういったポイントをクリアしているなと、私自身が実感したおもちゃたちです。
初めて出会う木のおもちゃ1 音いっぱいつみき(エド・インター)

赤ちゃんにつみき?まだ早いのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
この「音いっぱいつみき」は名前の通り、全てのつみきに音の仕掛けがあります。
ビーズや鈴など、たくさんの音を聴かせてあげることができます。
赤ちゃんの時期はラトルとして。その後は成長に合わせて、持って鳴らす→転がしてみる→崩して遊ぶ→積む。というように、どんどん遊び方が増えていきます。
塗料も安心・安全なものを使用しているので、舐めたりしても心配ありません。
そして、丁寧な面取りと軽さが特徴のつみきです。
我が家の次男(1歳10か月)も、0歳のころからずっと手に取って遊んでいます。
長男(4歳9か月)はセットの木枠にどうやったら納められるか、パズルのようにして楽しんだり、他のつみきと組み合わせて、可愛い色味をアクセントとして使うことが多いです。

初めて出会う木のおもちゃ2 ドラム玉落とし(NIC社)

筒の中に、カラフルな木の球が入っていて筒を上下逆さまにすると、球がカラカラと落ちていくおもちゃです。
ねんね期は球が落ちる様子を見せてあげます。お座り期になると筒を転がすようになって、目で楽しい、耳で楽しいおもちゃです。
次男はよくハイハイをしながら転がしたり、お座りをしながら繰り返し球が落ちる様子を見ていることが多かったです。
長男もこのカラカラという音に癒されるようで、ふいに触っては中の球を指でつついて遊んでみたり、繰り返し音を聴いている姿が見受けられます。
長男にとっての「ヒーリングトイ」となっているようです。

赤ちゃん期から使うことで、木のおもちゃの良さを実感
赤ちゃんの頃から遊んできたおもちゃと共に、子どもが成長していけるという事は、木のおもちゃならではと感じています。
時とともに色味も変化し、小傷はできますが丈夫な造りで何年も使い続けられる。
思い出の詰まった大切なおもちゃになりますよね。
次回もテーマに沿って木のおもちゃを紹介していきますので、楽しみにしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

- 執筆者おもちゃコンサルタント。「木のおもちゃスペースhami」主催。
大森 舞 - 自宅の一部屋を木のおもちゃメインの貸切部屋として提供するサービス「木のおもちゃスペースhami」を行っています。地元のマルシェや市の施設等で木のおもちゃの体験会やおもちゃ販売もしています。インスタグラム(@hami_omocha)では、おすすめおもちゃなども発信中。
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