遊ぶ【連載】子育てにプラスする遊びの引き出し

一番の悩みの種!? お片付けを楽しむヒント

2019.02.01

「お片付け」が好きな子は少ないもしれません。片付け法と声掛けを工夫して、親子で楽しむヒントをご紹介!連載第5回。

一番の悩みの種!? お片付けを楽しむヒント

子育て中の方にとって“お片付け”が悩みの種…という方も多いのではないでしょうか。
散らかっている部屋をみるとイライラ…。1日に何度も繰り返される「片付けなさーい!」という言葉にうんざり…。そこで少しでもお片付けがしやすくなるヒントやお片付けが楽しくなるヒントをお伝えします。

1 おもちゃの量を減らす

片付かない理由の一つに「おもちゃの量が多すぎる」ということが挙げられます。その時の発達や興味に合わせて使わないものは見えないところにしまっておき、定期的に入れ替えすることをおすすめします。
また、セットものだといっても全て出す必要はありません。例えば積み木は未就園の子どもの場合8個でも十分だと言われています。
数が減ったら今まで以上によく遊ぶ姿が見られたり、以前は遊ばなかったおもちゃも再度時期を見て出すことで、食いつきがよくなったりします。

2 おもちゃ棚のススメ

片づけやすい環境の一つとしておもちゃを「箱」ではなく「棚」にしまうことをおすすめします。
何でもかんでも箱にしまってしまうと、遊ぶときに必要なものが取り出しにくくなり、結果的にひっくり返し、不必要なものまでちらかってしまう…ということになります。必要なものが取り出しやすいように何がどこにあるのか一目瞭然の棚にしまうのがおすすめです。
そこにおもちゃの写真を貼っておくと、どこにしまうかもわかり、小さい子どもだけではなく、遊びに来たお友達やたまにしか来ないおじいちゃん・おばあちゃんなどにもわかりやすいです。

棚でお片付け

3 お片付けをゲームにしよう

「お片付け」という言葉が好きだという子どもは少ないかもしれません。「部屋がきれいになる」という気持ちよりも、楽しい遊びが終わってしまう「マイナス」のイメージが強いのでしょうね。
そこでお片付けをゲーム性のあるものにします。例えば「赤いものを集めて」とか「丸い形のものを棚にかえそう」など。クイズのようにしてもいいし、「手拍子の数だけ片づけよう」として「タン タン タン」(3つ)や「タン タ タ タン」(4つ)などリズムを変えてやるのもおもしろいですよ。

赤い積み木をお片付け

「これが誰にでも絶対効く!」というものはないかもしれませんが、いろいろな方法を試しながらご家庭に合った方法が見つけられるといいですね。

次回の記事はこちらから≫≫≫

≪≪≪前回の記事はこちらから

中山 恵里加
執筆者「にじいろプレイルーム」主宰。おもちゃコンサルタント
中山 恵里加
自宅で幼児教室を運営したり、地域でおもちゃの広場や子連れで参加できるイベントや講座を企画運営している。男の子2人の母。

【連載】子育てにプラスする遊びの引き出し

この連載の記事一覧へ

遊ぶ育む暮らす2019.02.01