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体験して創って楽しもう「子どもと創るアート&クラフト」/WEBで!夏の芸術教育学校ニュースその2

2020.07.17

無料WEB講座の内容をご紹介!第2回目では、講座で紹介されていた技法を参考にした絵画教室の様子もお見せします。

体験して創って楽しもう「子どもと創るアート&クラフト」/WEBで!夏の芸術教育学校ニュースその2

こんにちは。
芸術と遊び創造協会「子どもアートスクール」で絵画教室講師をしている高橋亜希子です。

「WEBで!夏の芸術教育学校」で好評配信中の講座を紹介する第2回目は、村島千文(むらしま ちふみ)先生の「子どもと創る アート&クラフト」をご紹介します。

体験して、創って、楽しもう「子どもと創る アート&クラフト」/講師:村島千文さん

村島先生は、鳥取県倉吉市のひかり保育園で園長補佐として、園の子どもたちに絵画指導をされています。
また、「絵画指導スペシャリスト」資格の第1期生として、芸術と遊び創造協会の絵画指導講座を支えてくださるおひとりでもあります。

村島先生の「アート&クラフト」講座では、絵を描くだけでなく、色合いや素材の持つ風合いを活かし、手を動かして切ったり貼ったりしながら形を作るなど、自由に楽しむ造形活動を、園での子どもたちとの実践をとおして教えてくださっています。
今回の動画では、実際に制作している子どもたちの様子もご覧いただけますよ。

村島先生の実践の特徴は、何といっても分かりやすく親しみやすいテーマで、美しい色合いが活きる題材設定です。

今回は半分に切った「スイカ」をテーマに、おもしろい技法を教えてくださっています。
絵の具を筆で塗るとどうしても、絵の具の溜まった部分ができて、ムラになることがあります。これが良い味になることもあるのですが、なるべく滑らかに見せたい時もあります。
夏に美味しいスイカを気持ちよくサクッと切ったイメージを再現できる、楽しい方法を動画の中で紹介してくださっていますので必見です。

さて、一足先に先生の動画を見て、この技法をやってみたくなった私は、絵画教室の小学生たちと作品を描きました。

テーマは、折しも七夕が近づいた頃でしたので、織姫と彦星が出会う夜空に思いを馳せて描く「天の川」です。
小学生なので、少し大きめの八つ切りの画用紙で挑戦しました。

白い画用紙に思い思いの夜空を絵の具で塗っていくのですが、大きな平筆でも塗るとなかなか骨が折れ、ムラを気にして何度も塗り重ねるうちに紙の表面が荒れてしまったり、絵の具の量が多すぎて乾きにくかったりします。
でも、村島先生が紹介していた技法を使うと、短時間で全体を少ないムラで塗れて、絵の具の水たまりが出来ないのですぐに乾き、良いことずくめです。何よりも、塗った画面の質感がおもしろくて見ていると飽きません。

都会の夜空は明るく感じられるためか、子どもたちは青と群青の絵の具を選びました。
描きながら、田舎に行った時に夜空に星がたくさん見えたことなどもお話してくれました。

たくさんの星は白い絵の具をつけた筆を持ち、持っている親指の付け根あたりを反対の手でトントンと叩いて絵の具を細かく落として表現しました。
最後に折り紙で織姫と彦星を作り、表情などを描いて完成です。

“天の川を渡って、会っているところ”ということで、久しぶりに会えてちょっと恥ずかしそうだったり、とっても嬉しそうな感じがそれぞれ出ていて、見ていると微笑ましい気持ちになれます。
ぜひ、皆さんも動画を観て、制作してみてくださいね。

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goodus 編集部
執筆者goodus編集部
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