ねんねからあんよの時期まで からだの成長とおもちゃ
2019.07.19
からだの成長・発達が目覚ましい赤ちゃん。同じおもちゃでも、時期に合わせて色々な遊び方ができるんです。連載5回目。




ねんねからあんよの時期まで からだの成長とおもちゃ
ひとつのおもちゃで、いくつの遊び方ができるでしょう?
ベテランの先生やおもちゃコンサルタントになると、驚くほどの引き出しをもっていて、一つのおもちゃでさまざまな遊び方を展開することができます。もちろん、自由な遊びの創造のスペシャリストは子どもです。大人が思いつかないような遊び方をしてくれるでしょう。
例えば、引っ張って遊ぶ「プルトイ」もそう。
子どもが歩いて引っ張るイメージはありますが、実は子どもがまだ歩けなくても、ママが引っ張って、「あ、あひるさんがこっちに向かってくるよ~」と見せたり、ハイハイの時期に追いかけっこしたり、その時のからだの成長にあわせて色々な遊び方ができます。
ひとつのおもちゃで遊びの引き出しを増やすヒントは、説明書の遊び方にこだわりすぎないこと。
危険でないかぎり、子どもがさまざまな、従来の遊び方以外をするのを一緒に楽しんで発展させていくことです。
また、「対象年齢を過ぎたから、もういらないわ」と思うおもちゃも、少ししまっておきましょう。もう少し大きくなった時に、新たな遊び方で再び輝くことも多いのです。
つかまり立ちができる頃には、子どもによっては「立ったまま遊びたい」という時期もあるようです。ソファの上におもちゃを置いたり、おままごと用のキッチン、トラッカーなど、立って遊べる環境があるといいですね。
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- 執筆者保育士、モンテッソーリ教師、おもちゃコンサルタント
あべようこ - モンテッソーリ教育ポータルサイト「イデー・モンテッソーリ」運営者。さまざまな子育てのヒントを漫画で伝えています。著書『マンガ ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』『0歳と1歳のモンテッソーリ子育て』(河出書房新社) 。
【連載】Q&Aマンガ 教えて!0~3歳のおもちゃと遊び
遊ぶ育む知る2019.07.19