遊ぶ子どもたちと一緒に外遊びの世界に出かけよう!

さぁ、外遊びに出かけよう!持って行くと遊びが広がる2つのもの

2021.08.06

子どもたちと一緒に外遊び。プレーパークで活動する筆者がおすすめする「持って行くと遊びが広がるもの」って??

さぁ、外遊びに出かけよう!持って行くと遊びが広がる2つのもの

皆さんこんにちは。新潟県長岡市で「蔵王の城プレーパーク」という遊び場づくりをしているおもちゃコンサルタントの星野洸太です。

外遊びの楽しさを伝える連載企画の第4弾。
今回は、持って行くと外遊びが楽しくなる2つのものをご紹介致します。

持って行きたいもの1 : 図鑑

小さなお子さんがいる親御さんや園で働かれている先生方なら、お散歩やお出かけをして近くの公園などに行って、外遊びをする機会も多いのではないでしょうか。
その時、お子さんたちはどんな遊びをしていますか?

外に出ると、家の中や園舎とはまた違った、子どもたちにとっては冒険の世界が広がっています。
私が子どもたちと外遊びをする中で、子どもたちの興味を引く遊びは「探求・探検」だと感じます。

晴れの日や雨の日といった天候、草や土といった遊びの環境、虫や花といった自然のもの、目に飛び込んでくるもの全てが子どもたちにとっては探求・探検遊びにつながります。

子どもたちの遊びの世界の中で大きく変化するものの1つが「四季」です。
日本には四季があるので、季節によっても遊びは様々な形で変化していきます。

春になると、花々が咲き始め、冬眠からさめた虫たちにも出会い始めます。
夏になると、草木も青々と茂り、カブトムシやセミなど五感で楽しめる季節になります。
秋になると、葉っぱの色が変化し、枯れた葉っぱや小枝が落ちてきます。
冬になると、雪や霜柱など、触れて楽しい季節になってきます。

同じ遊び場でも、四季によってその景色は変わり、子どもたちからは
「この虫なんていうの?」「この花は何?」とよく聞かれます。

そんな時のために、私は「図鑑」をいつも持っています。
図鑑があると、子どもたちと一緒に虫探しをしたり、図鑑に載っている生き物や花を探したりすることもできます。

今では、小さなバックにも入るポケットサイズの図鑑もありますし、携帯のアプリでも簡単に図鑑をダウンロードすることができます。

図鑑ひとつで、子どもたちの探究心をクスぐったり、子どもたち同士、親子のコミュニケーションを育むことができます。
また、花の名前や虫の鳴き声のクイズを出したり、図鑑と大きさを比べてみたりするのもいいでしょう。

図鑑とともに外に出かけて、四季折々の変化を、お子さんと一緒に感じてみてはいかがでしょうか。

持って行きたいもの2 : 家にあるおもちゃ

外遊びでも、お家にあるおもちゃが大活躍します。

外遊びのために、何か新しいおもちゃを買わなくても、お家にあるおもちゃを使うだけで、子どもたちの遊びはとてもふくらみます。

外遊び用のバケツやスコップを持っているご家庭も多いかと思いますが、
例えば、おままごとで使っている食器類を外遊びに持っていけば、外でお花や木の実を使っておままごとをすることができます。

また、動物に紐がついているおもちゃがあれば、子どもたちがおもちゃを使ってお散歩をしたり、カップのおもちゃがあれば、砂場でお城を作ったりすることもできます。

夏の時期、プールや海で使う浮き輪があれば、子どもたちはそれをフリスビーの代わりにしたり、木の枝めがけて輪投げとして遊んだりしてます。

もし、お家の中で遊んでいるおもちゃの中で、お外に出して汚れてもいいおもちゃがあれば、「今日、このおもちゃ外で遊んでみる?」と、そのおもちゃも一緒に外に連れて行ってみてください。
お家の中とは一味違う、外遊びならではの遊びができると思います。
図鑑やお家のおもちゃを使って、子どもたちの遊びの世界を広げてみてください。

*   *   *

次回は、子どもたちの遊びに関わるプレーワーカーが外遊びの中でどんな仕事をしているのかを、ご紹介します。

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星野 洸太
執筆者プレーワーカー、おもちゃコンサルタント
星野 洸太
新潟県長岡市在住。大学院での研究のかたわら、長岡市でまちづくり・子育て支援活動に携わる。またプレーワーカーとして2021年4月に長岡市初となるプレーパーク「蔵王の城プレーパーク」の立ち上げを行い活動中。

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