遊ぶ【連載】遊びは無限大! おもちゃの広場で見つけた子どもの目が輝くヒント

子どもの遊び力が目覚める!レンガ積み木

2019.07.26

レンガのような形の白木の積み木は、シンプルだからこそ、子どもたちの「遊び力」を大いに刺激します!連載最終回。

子どもの遊び力が目覚める!レンガ積み木

全国のおもちゃコンサルタントが開催している子育てサロン「おもちゃの広場」。私がおもちゃの広場を始めて8年目。広場では毎回楽しい遊びがあちこちで繰り広げられています。
1つのおもちゃからたくさんの遊びが生まれてくるのを間近で観察し、子どもたちの自由な発想や遊びを楽しむ力に「子どもってすごいな!」といつも驚かされます。

そんな広場のあそびの1場面を皆様にお届けしていきたいと思います。

広場で活躍する様々なおもちゃをご紹介してきましたが、子どもたちと遊ぶ中で、私が一番遊びが広がると感じているおもちゃは、シンプルな白木のレンガ積み木です。年齢によって、あるいは積み木の数によっても遊び方は大きく変わりますよ!最終回はレンガ積み木の魅力をお伝えします!

◆8個の積み木で充分遊べる!

「積み木はたくさん数がないと遊べない」そんな風に思っていませんか? 実は8個くらいあれば、楽しく遊ぶことができるのです!
まずは8個の積み木を使って遊んでみましょう!

「積む」

小さなお子さんは面が広い部分を積み重ねるとやりやすいですよ!もう少し大きい子には面の小さい部分で積んでみましょう!様々な面を組み合わせた積み方はさらに難しくなりますね。
積み木を積み重ねる時、息をひそめたり、そーっと重ねたり。このちょっとした緊張感と積み木が崩れた時の残念なような、ほっとするような感じがたまりませんね。

「並べる」

次は並べてみましょう。道路や線路のようにつなげていくと、子どもたちのほとんどが車や列車を走らせるでしょう。立てて並べるとドミノにもなりますね。面を変えると塀のようになります。動物やミニドールで檻やお家のように見立てることもできますよ。

「他のものと組み合わせる」

他のものと組み合わせるとまた違った楽しさに変わります。
例えば、手先を使う細かな遊びのパーツと組み合わせるとサンドウィッチやピザ。
円柱のおもちゃと組み合わせると煙突や船、網の上に乗せればお餅・・・。
たった8個の積み木でもこんなふうにさまざまに遊ぶことができますので、積み木遊びを試してみたい方も無理なく少しずつ買い足していくこともできますね。

◆たくさんの積み木で、人と関わりながら遊ぶ

3~5歳くらいになるとたくさんの積み木を使って友達と関わりながら遊ぶようになります。
子どもたちのイメージで遊べるよう、たくさんの積み木を用意すると「積む・並べる」もダイナミックな遊びに発展していきますよ。

6回にわたり、おもちゃの広場で子どもたちが夢中になっているおもちゃを紹介させていただきました。年齢・性別・性格もさまざまな子どもたちのそれぞれのイメージを満たしてくれるおもちゃこそ、子どもたちに受け入れられるおもちゃなのではないかと感じます。

そしてまた、こうしたおもちゃを通じて、親子、あるいは友達と豊かな子ども時代を過ごしてもらえたらと願っています。

岡田真弓さんの「おもちゃの広場」レポートはこちらからどうぞ!

岡田真弓さんの「赤ちゃん遊びのヒント」はこちらからどうぞ!

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岡田 真弓
執筆者認定こども園保育教諭、絵本専門士、おもちゃコンサルタントマスター
岡田 真弓
保育の現場で働きながら、新潟県内の子育て支援センターなどで木育広場を開催しています。おもちゃや絵本を通じ、子どもの遊び心や感性を豊かに育てるお手伝いをしています。

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