遊ぶ【連載】季節を楽しむ、日本の色いろ

6月[水無月・JUNE]/傘かざりを作ろう!

2019.05.31

お気に入りの傘があると、雨の季節も楽しくなりますね。好きな色や模様でかわいい傘かざりをつくりましょう!連載第4回。

6月[水無月・JUNE]/傘かざりを作ろう!

◇ 6月は水が無い月?

日が長くなり、初夏の到来を感じる6月。衣替えの後には梅雨入りがあります。
雨がたくさん降って水が多い気がするのに、どうして水が無い月と書くの?と思っている方は少なくないかもしれません。水無月の「無」は今で言う「の」にあたるそうで、“水の月”という意味だそうです。

◇ 傘の花が咲く季節

雨の季節に欠かせないのが「傘」。今では色々な種類の傘がありますが、生活の中で使うのはほぼ洋傘。中国から伝わったとされる傘の文化は、平安の頃は閉じることができないものでした。それから和紙や竹を使った骨組みなどが開発され、室町時代には和紙に油を塗って防水した雨傘として使われるようになったそうです。竹林は和傘を開いて歩けるくらいの間隔がないと、美味しいたけのこができないそうです。良い竹林を育てる目安になっているようです。

◇ 6月にちなんだ日本の伝統色

露草色[ツユクサイロ]

可憐な露草の花のような色。水で洗うと抜けてしまう色なので、染め物などの下絵に使われていた。露草は生薬としても使われている植物。

卯の花色[ウノハナイロ]

空木に咲く小さな花の色。「雪見草」とも呼ばれ、白さを表す言葉として詠まれていることも多い。形状がなんとなく似ているところからおからを「卯の花」と呼ぶようになった。

支子色[クチナシイロ]

初夏に甘く香るくちなしの実で染めた、ほんのり赤味のある黄色。かつては染料として使われていたが、今では食品着色料として知られている。くちなしは三大香木のひとつ。「喜びを運ぶ」という花言葉も麗しい。

◇ 6月の工作・傘かざりを作ろう!

雨が多い時のおまじないに、かわいい傘を作っててるてる坊主と一緒に飾りましょう。小さなお子さんと制作される場合は、おうちの方がサポートしながら一緒に作業してあげてくださいね。

材料

・色画用紙(10cm四方) 4枚

・モール 1本

道具

・えんぴつ

・はさみ

・のり

・コースター(型取り用。なければコンパスで描く)

作り方

1.4枚の色画用紙に、コースターなどを使ってえんぴつで型取りする。えんぴつの線にそって、はさみで切る。

2.①切った丸い紙を2つに折り、折り線で切る。切り分けた物を白の点線部で2つに折る。
②折ったものを貼り合わせていく。

③モールは2つに折って、しっかりねじっておく。色画用紙は8枚貼り合わせたら、中心にねじったモールを置き、最後の部分にのりをつけてしっかり貼り合わせる。
④持ち手部分を曲げたら、完成!

・[左]完成した傘を上からみたところ。
・[右]傘の柄の上の部分、モールをねじるときに少し輪を作ってからねじる。そうしておくと、この部分に他の傘の取っ手を挿して連結できる。

・はじめの丸型のサイズで仕上がりの大きさが変わります。小さくしたり大きくしたり、様々な形を作っても楽しいです。
・丸シールやその他シールで模様を飾り付けたり、色えんぴつやマーカーでイラストや文字を描いて、自分だけの柄を作ってみましょう!
・連結してモビールにしたり、そのまま飾ったり、楽しみ方はいろいろです。お好みで工夫してみてくださいね。

≪次回の公開は2019年6月28日予定です≫

≪≪≪前回の記事はこちらから!

遠藤 祐子
執筆者グラフィックデザイナー、フェルトワーク作家、おもちゃコンサルタントマスター
遠藤 祐子
「あそまめ創作教室」を主宰。子どもから大人までを対象に、絵画・造形の楽しさを伝える講師としても活動。

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