遊ぶ【連載】季節を楽しむ、日本の色いろ

5月[皐月・MAY]/虫くんかくれんぼを作ろう!

2019.05.03

新緑がまぶしい5月。元気いっぱいの虫くんたちを作って遊ぼう!季節の色を知り、工作を楽しむ連載第3回。

5月[皐月・MAY]/虫くんかくれんぼを作ろう!

◇ 5月は夏のはじまり

山や街にさまざまな緑色があふれ、風が薫り清々しい季節を向える5月。一年で花の種類がいちばん多い季節だそうです。5月5日のこどもの日の後は「立夏」を向えます。「初夏」は立夏の日からはじまると言われています。

◇ みどりの季節

5月は暮らしの中にも“緑色”があふれます。例えば八十八夜は、農家の方にとって農事の大切な目安とされる日。この日に摘んだ新茶は特別なお茶とされています。端午の節句には柏の葉でくるんだ柏餅や笹で包んだ粽を食べ、魔除けの植物と言われている菖蒲湯に入って子どもたちの幸せと健康を願います。母の日はカーネーションなどを贈り、日頃の感謝の気持ちを伝えます。母の日を過ぎると田植えの準備がはじまります。

◇ 5月にちなんだ日本の伝統色

若草色[ワカクサイロ]

さまざまある緑を表す色の中のひとつ。5月の季節を表しているような鮮やかな黄緑色。明るく鮮やかな色には“若”が用いられ表現されていることが多い。

藤色[フジイロ]

この時期に美しく咲き誇る藤の花。色名はこの花色からつけられたもの。平安の頃から女性に愛されてきた色。香りも良い藤の花の周りでは、蜂もせっせと仕事していますので、そっと見守ってくださいね。

み空色[ミソライロ]

5月の空のように澄んで明るい青紫色。“御空色”とも書き、“御”は神聖なものや尊いものなどの美称として用いられている。この色名は、自然に敬意をはらい、大切にしてきた日本人の心が表されている。

◇ 5月の工作・虫くんかくれんぼを作ろう!

緑あふれる5月はカエルや虫たちも元気な季節!そんな虫くんたちと遊べる“虫くんかくれんぼ”を作りましょう。小さなお子さんと制作される場合は、おうちの方がサポートしながら一緒に作業してあげてくださいね。

材料

■虫くん

・丸シール(直径2cmのもの) 虫くん1匹で10枚

・触覚用のミシン糸、ペップ(手芸の花で使う材料) 適量

・紙製ストロー 虫くん1匹で1本

■かくれんぼカップ

・B4サイズの色画用紙(緑系の色) 数枚。例では2色分使用しました。

・紙コップ(250ml用) 1個

道具

・はさみ

・油性マジック

・目打ち

作り方

◇ 虫くんたちを作ろう!

1.用意する材料は丸シール、虫の触覚に見立てたミシン糸とペップ(お手元にある糸や他のものでも大丈夫です)、虫の芯になる紙ストロー。

2.① 紙ストローの端を1cmほどつぶす。ここに丸シールを貼る。
② 裏側からずれないように丸シールを貼り重ねる。
③ 曲線を描くように、丸シールを貼っていく。
④ ③の裏側から丸シールを貼付ける。

⑤ 4色貼り合わせたら、最後の1枚に触覚をつける。
⑥ ⑤の触覚を挟むように丸シールを貼る。表/裏に油性マジックで顔を描く。

3.⑦同じ要領で、カタツムリを作る。2cmの丸シールより少し小さいものを用意して、2枚重ねて貼ってペップをつける。
⑧裏返して表と同じ順番で丸シールを貼る。渦巻きを描き、ペップに油性マジックで目をつける。

同じように、他の虫も作ってみる。チョウチョは大小の丸シールで(裏面は別色を使用)作り、てんとう虫は丸シールを半分に切って顔部分にする。

◇ かくれんぼカップを作ろう!

4.緑色の色画用紙1枚の長辺が大体3分の1ずつになるように折り目をつける(白点線部分)。
2色分用意し折り目で切り分けたら、1枚ずつを草に見立ててカットする(フリーハンドで切れない場合はえんぴつなどで線を書いて切ってください)。

5.紙コップの底に目打ちで穴を開ける。草の紙を軽く巻いて、紙コップに1枚ずつ差す。

6.虫くんたちの紙ストローを穴に差して完成!

・虫の種類はアイデア次第で増えますので、工夫してみてくださいね。
・紙コップは柄のある厚めのものがしっかりしていて壊れにくいです。白の紙コップしかない場合は、2つ重ねて穴開け位置に気をつけて使ってみてください。
・草に見立ててカットする時は、きれいに揃わなくても大丈夫! 自分なりの草原をイメージしてみてください。(お弁当などに入っているバランをイメージするといいかも!?)
・草をカットして出たあまり紙は、紙コップの周りに草として飾ったり、無駄にしないアイデアを考えてみるといいかもしれません。

草に隠れている虫くん。どの虫が出て来るかなぁ?などとお話ししながら、遊んでみてくださいね。

≪次回の公開は2019年5月31日予定です≫

≪≪≪前回の記事はこちらから!

遠藤 祐子
執筆者グラフィックデザイナー、フェルトワーク作家、おもちゃコンサルタントマスター
遠藤 祐子
「あそまめ創作教室」を主宰。子どもから大人までを対象に、絵画・造形の楽しさを伝える講師としても活動。

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遊ぶ暮らす知る2019.05.03