遊ぶ小学生にワクワクとドキドキを 学童でアナログゲーム始めませんか?

アナログゲームは学童と相性がいい!その理由とは?

2022.12.02

【新連載】学童や放課後児童クラブにはアナログゲームがおすすめ!丸亀市で活動をする筆者が、その理由を語ります。

アナログゲームは学童と相性がいい!その理由とは?

はじめまして。
新米おもちゃコンサルタントのハヤシ ケンジと申します。
普段は自営業のパン屋のかたわら、ここ数年は趣味のボードゲームを使って、子育て支援などをやっております。
呼ばれる事が多いのが「放課後児童クラブ」いわゆる「学童」さんです。
夏休み中の「ボードゲームであそぼう」といった企画は、どの学童さんでも大人気です。

そんな中・・・
「アナログゲームを置きたいけど、何を買ったらいいですか?」
「買ったもののルールが分からなくて、ずーっと置いたままになっているゲームがあって・・・」 といった
「アナログゲームをどう活用していいか分からない」
という指導員さんの声をお聞きすることが多々あります。

そこで今回の連載では、おすすめする具体的なゲーム名やゲームの選び方はもちろん、さまざまな体験談などもお伝えできればと思っております。

学童さんによって子どもたちの人数も運営方針も違うと思いますが、参考にして頂けたら幸いです。

目次

アナログゲーム導入のメリット

ゲーム選びのポイント1 ルールが明快。子どもたちだけでも遊べる

ゲーム選びのポイント2 部品が丈夫。一部なくなっても遊べる

アナログゲーム導入のメリット

アナログゲームと聞いて「?」という指導員さんもまだまだ多いです。
実際に遊んでもらえるとその魅力は伝える事ができるのですが、果たして限られた予算を使ってアナログゲームを導入したら「どんな効果やメリットがあるの?」という疑問に対して、簡単にいくつか挙げてみました。

・子ども同士のコミュニケーションツールとして
・子どもたちと指導員さんとコミュニケーションツールとして
・「考える」楽しさを学べる
・物を大切にする事を学べる

というように、アナログゲームには多くの魅力と可能性が秘められていると思っています。
ですが最大の目的は「余暇支援」だと思います。

アナログゲームには「知育要素」に過度な期待を寄せてしまう傾向にあります。
なので、上に挙げているものは副次効果程度に思って貰えると幸いです。

例えば、うちには甥っ子がいます。今年で小学校1年生。産まれた時から僕の持つアナログゲームに囲まれて育ちました。
積み木やブロックと同じような感覚でゲームにも触れて来ました。
最初のきっかけはコチラから与えたものの、決して無理強いはしないように注意していました。

すると自然と年齢上がるにつれて、色んなゲームに興味を持つようになり、今では毎日のように何かしらのゲームをして遊んでいます。
結果的に算数が得意だったり、読解力が身についていると思います。
が、当然本人はもちろんアテンドするこちら側も「アナログゲームを通して、知育効果をあげよう!」という気は全くなく、ただ遊んでいただけです。

「シンプルなワクワクとドキドキを」。
「勝って嬉しい、負けて悔しいだけではない」。
知的好奇心をくすぐり、大人も子どもも関係なく一緒の目線で、そして対面でコミュニケーションが取れる。そんな子どもたちの感情が揺さぶられるような体験。それがアナログゲームを導入するメリットだと思います。

次回から具体的なゲーム名をいくつかご紹介できたらと思うのですが、経験から学童さんで導入しやすいゲームのポイントを2点ほど。

ゲーム選びのポイント1 ルールが明快。子どもたちだけでも遊べる

ルールがカンタンというのは最も大事なポイントです。
理解するまでに時間がかかったりすると、そのゲームへの興味が削がれてしまうので、ルール説明はシンプルで簡単に。分からなければ「とりあえずやってみる」くらいで丁度いいと思います。

ベストなのは子どもたち同士でルールを教え合えるもの。
指導員さんの負担軽減もそうですが、ルールを教えるという小さな「先生体験」ができるので、僕はよく「知ってる子は知らない子に説明してあげて」と言ったりします。
うまく説明できない事がほとんどなので、最後に足りない説明をフォローしたり、改めて説明しなおしたりします。

一見時間の無駄にも思えますが、子どもたちが「順序だててルール説明する」という経験はアナログゲームならでは。
いつもよりちょっと誇らしそうに友達にルールを教える子どもたちですが、「どうしてうまく伝わらないんだろう?」と訝しげな表情。
「まず○○を説明してからの方がいいんじゃないかな?」と口をはさむと納得した様子で説明をしてくれます。

ゲーム選びのポイント2 部品が丈夫。一部なくなっても遊べる

どんな理由であれ、モノは自然と壊れたり、なくなったりします。ゲームの部品も一緒です。そういった事も含めて比較的安価なものをご紹介していこうと思うのですが、ただ「カードが1枚無くなったのでゲームができない」というのでは、あまりにも不便です。

部品が壊れにくいもの、多少の破損紛失でも工夫やアイデアで乗り切れる、という観点もゲーム選びには大事になってきます。

特に学童や放課後児童クラブでは、多くの子どもたちが使うので、部品の管理は大変です。
チャック袋に部品を小分けして、袋に入れる内容物と個数を書いておくと、個数のチェックや次に遊ぶときがスムーズになります。

* * *

次回から、具体的なゲームをご紹介できればと思います。
まずは「対象年齢」をテーマに3つほど、体験談などを含めてご紹介します。
お付き合いよろしくお願いいたします。

ハヤシ ケンジ
執筆者おもちゃコンサルタント。「さぬきファミリーゲーム俱楽部」会長。
ハヤシ ケンジ
香川県丸亀市でパン屋をしながら趣味のボードゲームを活かした市民団体「さぬきファミリーゲーム俱楽部」を設立して活動をしています。学童での体験会や自主イベントの他、地元をテーマしたボードゲームを製作しています。

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