遊ぶ保育士の私が家族で夢中に!モルック体験記

どこで遊ぶ?壊れたらどうする? モルックに適した場所とメンテナンス法―私のモルック体験記#4

2022.11.04

モルックはキャンプ場に行かないとできない?いいえ、身近な場所でも充分楽しめます!モルックに適した場所とお手入れ法をご紹介。

どこで遊ぶ?壊れたらどうする? モルックに適した場所とメンテナンス法―私のモルック体験記#4

こんにちは。おもちゃコンサルタントの大西未央です。

この連載では、私たち家族がすっかり夢中になっているモルックの魅力を、子どもと楽しむことに焦点をあててお届けしています。

遊ぶ場所によっては、どうしてもモルックが汚れたり傷ついたりすることがあります。
そんな時はどうしたらよいのでしょうか?

第4回目は、『遊びに適した場所とメンテナンスについて』をお届けします。

目次

徹底比較!モルックに適した場所は?

モルックは洗える?

モルックは壊れる?

徹底比較!モルックに適した場所は?

地面にスキットルを立てることができれば、基本的にはどこでも遊ぶことができます。
お子さんの年齢に合わせて遊びやすい場所を選ぶようにしましょう。

砂地 (公園や校庭)

平らでスキットルを置きやすいので、比較的遊びやすくおすすめです。
人が多い場合は周りに気を付けて遊びましょう。
気温が高くなる日には熱中症にも注意しましょう。

土・芝生

地面が柔らかいため、スキットルが立てにくいことがあります。
モルックを投げても大きくバウンドしないので、安心して遊ぶことができます。
土でモルックが汚れやすいので、天候によっては避けたほうがよさそうです。

砂利

地面がごつごつしているので、モルックが劣化しやすくなります。
投げたモルックがあちこち跳ね、スキットルが倒れにくくなりますが、予想外の動きを楽しむことができます。
足元が悪くモルックが跳ねるため、子どもと遊ぶのには向いていません。

アスファルト

地面が硬いのでモルックが劣化しやすく、遊ぶのには向いていません。
投げたモルックが大きく跳ねることがあるので、車や人に当たらないように気をつけましょう。

人工芝や養生シート

傷つきやすい床や、硬いコンクリートやアスファルトの場合、人工芝や養生シートを敷くことで安心して遊べるようになります。
狭い室内で遊ぶ場合は、壁を保護することも忘れないようにしましょう。

モルックは洗える?

モルックのメンテナンス

汚れてしまったモルックはどうしたらよいのでしょうか?

モルックは木でできているので、水洗いはなるべく避けましょう。
水に濡らして硬く絞った布で汚れをふきとってください。
仕上げに乾いた布でよく拭いて、直射日光の当たらない風通しの良いところに保管します。

湿った土で汚れた場合、乾かしてもうまく汚れがとれないことがあります。
汚れがひどい場合には、さっと水洗いしてから乾かすようにしています。
私は3回ほど洗いましたが、今のところ特に問題はありません。

モルックは壊れる?

モルックは壊れる?

モルックとスキットルがぶつかり合うことで欠けたり、乾燥で割れ目ができたりすることがあります。
子ども達が手に怪我をしないように、遊ぶ前には必ず道具のチェックをし、補修をしながら大事に使いましょう。

簡単な補修方法を紹介します。

ささくれができた、毛羽立ってきた

目の細かい紙やすり(#280~#800番)で磨きます。

亀裂が入った

汚れやごみを取り除き、木工用パテで亀裂を埋めます。

欠けた

破片が残っている場合は、セメダインなどの接着剤でつけ直しましょう。
破片が見つからない場合は木工用パテで、欠けた部分を埋めます。

* * *

モルックは消耗品です。
補修ができなくなるほど遊びつくしたら、最後にはキャンプの焚火で薪代わりに燃やそう思っています。
捨てることなく最後まで家族で楽しむことができそうです。

次回は、『身近な材料を使ったモルックの作り方』をお届けします。お楽しみに!!

≪≪≪前回の記事「モルックは幼児から大人までアレンジ可能!」

大西 未央
執筆者おもちゃコンサルタント、保育士。
大西 未央
おもちゃコンサルタント、保育士。 平日は幼稚園勤務、週末は同期のおもちゃコンサルタントと子育て広場『おもちゃの広場』を開催したり、東京おもちゃ美術館のおもちゃ学芸員をしたりしながら、おもちゃの魅力を伝えています。高校生と中学生の2人の娘がいます。

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