遊ぶ【連載】子どもと楽しむ「遊び名人」になろう! 岡田哲也のおもちゃの時間

「かえるさんジャンプ」“ぴょん”か“ぴょーん”か?動きとコトバの連動を楽しもう

2020.09.04

【動画】かえるさんを弾いてバケツに入れるゲーム。でも、オノマトペを楽しむ言葉遊びや、ごっこ遊びでも楽しめますよ!

「かえるさんジャンプ」“ぴょん”か“ぴょーん”か?動きとコトバの連動を楽しもう

こんにちは。東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタントの岡田哲也です。

絵本のコトバ、その響きやリズムは、しなやかに身体に染みこみ、私たちの様々な感覚を刺激します。
このコトバの持つ響きやリズムを、おもちゃと合わせたら、遊びはもっと豊かになるのではないでしょうか?

コトバの持つリズムを感じながら、たくさん遊んでみましょう!





音からイメージする絵本とおもちゃ(1)「かえるさんジャンプ」

今回のおもちゃ:かえるさんジャンプ(ヴァイキング・トイ社)



4色のかえるさんたちは、指で弾くとぴょーんとジャンプします。
自分の色を決めて、バケツの中に入るように、弾いてみましょう。
弾く場所、使う指によって、飛び方が変わります。
また、ハンカチの上で弾いたり、手のひらの上で弾いたりするなど、弾く場所を変えても、飛び方や感触が変わっておもしろいですよ。

遊びを広げるポイント:オノマトペを使うと動きが変わる

このおもちゃのそばに置きたい絵本をご紹介します。

今回の絵本:『ぴょーん』まつおか たつひで 作・絵/ポプラ社

いろいろな動物が「ぴょーん」と跳びはねる絵本です。
ページをめくるたびに「ぴょーん」の言葉が楽しく繰り返されます。

この「ぴょーん」という言葉に合わせて、かえるさんを動かしてみましょう。
また、「ぴょんぴょん」だったらどうなるでしょうか?
動きを表す言葉によって、おもちゃの動かし方も変わってきますよね。

絵本と一緒に、色んな飛び方を見つけてみましょう。

Let's try ! あなたも遊び名人: かえるはなぜ跳びあがり、どこに行くのか想像しよう

このカエル、なぜ跳びあがるのでしょうか?
どこへ行くのでしょうか?
想像して、親子で話し合ってみましょう。
思いがけずすてきな物語が生まれ、遊びが広がるかもしれませんよ。

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岡田 哲也
執筆者東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタント
岡田 哲也
東京おもちゃ美術館では展示・イベント等の企画、運営に携わっています。また、「おもちゃインストラクター」「おもちゃコンサルタント(通学/Eラーニング)」養成講座の講師として、全国でおもちゃを使ったあそびの研究・実践・ワークショップを担当。NHK Eテレ『まいにちスクスク』などメディアでも遊びアイデアをご紹介しています。駒沢女子短期大学・植草学園大学 非常勤講師。

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遊ぶ育む知る2020.09.04