遊ぶ【連載】東京おもちゃ美術館スタッフが語る「赤ちゃん木育ひろばってどんな場所?」

ここがいいよね!木のおもちゃ 東京おもちゃ美術館スタッフがおすすめする4つのポイント

2021.10.22

木のおもちゃ、好きですか?どんなところが魅力なのでしょうか?東京おもちゃ美術館のスタッフが、4つのポイントをご紹介します。

ここがいいよね!木のおもちゃ 東京おもちゃ美術館スタッフがおすすめする4つのポイント

こんにちは。東京おもちゃ美術館スタッフの花房佳奈です。

東京おもちゃ美術館の人気スポット、「赤ちゃん木育ひろば」には、木のおもちゃがたくさん。
お客様からは、「木のおもちゃっていいですね」「今日はたくさん木のおもちゃで遊んで癒されました」などのご感想を多くいただきます。
多くの人が「いいな」と感じる木のおもちゃ。なぜそう感じるのでしょうか。
第4回目は、「赤ちゃん木育ひろば」で人気の木のおもちゃの魅力についてお伝えします。

ここがいいよね、木のおもちゃ 1:やさしくて温かい手ざわり

木肌は、人肌のような温かみを感じることができます。木のおもちゃは赤ちゃんがおもちゃを握った時に、熱い、冷たいなどを感じることなく、遊びに集中しやすいです。
さわって心地よいのはもちろん、お口入れても違和感を覚えることなく、長く集中して遊ぶことができます。

ここがいいよね、木のおもちゃ 2:赤ちゃんの想像力が広がる! 形がシンプルだからこその遊びの自由さ

ひっくり返した飯切(飯台)と沢山のスギコダマ。
この女の子は、何をして遊んでいるでしょうか??

正解は、焼き芋屋さんごっこです!

抽象的な形だからこそ足りない部分を想像でカバー。
遊びが限定されないぶん、成長に応じてさまざまな遊び方ができることが魅力です。

ここがいいよね、木のおもちゃ 3:みんな違ってみんないい 色や性質がさまざま

同じ木から作られたおもちゃでも一つひとつ色や木目が違います。
また、木の種類により色や重さ、質感の違いはもちろん、もしかしたら味にも違いがあるかもしれません。遊びながら、お気に入りのおもちゃを見つけてくださいね。

ここがいいよね、木のおもちゃ 4:どんな森で育ったのかな? 遊びながら木の姿を想像してみよう

北山杉から作った「くるりんカー」。
この可愛らしいおもちゃを重ねていくと1本の木が想像できませんか??

これは京都の北山杉を輪切りにして作られたおもちゃです。
木目や木の素材をそのまま生かしたおもちゃは、遊びながら生えていた時の木の姿や香りを自然と感じることができます。

*   *   *

いかがでしたか?

木のおもちゃで楽しく遊ぶことを通して、木のすばらしさを五感で感じてほしい、木を好きになってほしいと願っています。
子どもの想像力を掻き立てる木のおもちゃを、身近に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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花房 佳奈
執筆者東京おもちゃ美術館スタッフ、おもちゃコンサルタント
花房 佳奈
2人の子どもの子育て中です。前職のとき、子どもとの遊びを豊かにしたくて「おもちゃコンサルタント」の養成講座を受講。東京おもちゃ美術館にも、家族で遊びに来ていました。現在はスタッフとして「赤ちゃん木育ひろば」を担当しています!

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