遊ぶ【連載】大人も子どもも楽しい! アナログゲームでコミュニケーション

2歳〜99歳まで遊べる!アナログゲームの魅力

2019.03.15

子どもと一緒に、アナログゲームで遊んでみませんか?その魅力や遊ぶときのヒントなどをご紹介する連載第1回。

2歳〜99歳まで遊べる!アナログゲームの魅力

アナログゲームとは、電源を使わないボードゲーム・カードゲームの総称です。私が長男・次男と遊び始めた10年以上前は今ほどゲームの種類は多くありませんでしたが、最近はテレビや動画などで芸能人が遊ぶ姿を目にすることも増えてきました。
この連載ではアナログゲームの魅力や子どもと遊ぶコツなどをお伝えしていきます。

ゲームの魅力、それは何といっても「面白い」ことです。
アナログゲームなら大人も子どもも同じ1プレイヤー。子どもに付き合っているのではなく、大人である自分も対等に遊びを楽しむことができ、それは子どもにも伝わります。
私自身8年間保育士として勤務していたものの、毎日公園と家とスーパーの往復でしんどかった子育て期に出会ったカードゲームにとても救われました。

もうひとつの魅力は初対面でもすぐに仲良くなれることです。遊んでいると「つい」夢中になります。その時間を共有することで、遊ぶ前とは全然違うコミュニケーションが生まれます。

「アナログ」というだけあってルールは参加するメンバーで変更できるのもいいところです。年齢の小さな子には少ない枚数でやってみる、わからない言葉があったら説明する、または「わかる言葉でやっていいよ」と声をかけてあげる。「このほうが面白そうだから今度はこうしてみよう」という提案も、みんなが賛成ならOKです。どうしたらみんなで楽しく遊べるか考える、その過程も大切です。

アナログゲームには、数・言葉・記憶・反射神経・空間・推測・イメージ・コミュニケーション・バランスなど本当に様々な要素があります。誰が勝つ、誰が負けるという結果にならない「協力ゲーム」もおすすめです。そしてぜひ1勝負1時間かかるゲームの醍醐味も、たくさんの家庭で味わってほしいと思っています。作戦を考えたり交渉したり、遊びを通して子どもの成長を感じられますよ。

子どもたちの成長にあわせて、遊びながら増えた我が家のゲームは今では廃盤になって手に入らない貴重なもの、遊びすぎて箱がボロボロのもの、発売されたばかりの話題のゲームなど様々です。

ゲームの箱には「対象年齢」「人数」「時間」がどこかに書いてあるので、ゲーム選びの参考にしてみてください。いろんな種類のゲームが子どもたちの時間を豊かにしてくれることを願っています。

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菊地 三奈
執筆者mother’s spaceミーナ代表、おもちゃコンサルタントマスター
菊地 三奈
保育士として8年間勤務した後、男児ふたりの子育てをする中でアナログゲームと出会う。おもちゃ・木育・コーチング・アナログゲームなどを親子イベントや講座を通して広く伝えている。札幌市在住。

【連載】大人も子どもも楽しい! アナログゲームでコミュニケーション

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