遊ぶ【連載】季節を楽しむ、日本の色いろ

3月[弥生・MARCH]/タンポポいろ工作をつくろう

2019.03.08

草木が芽吹き、花がほころぶ3月。季節の風物にちなんだ日本の色を知り、工作に挑戦してみませんか?連載第1回。

3月[弥生・MARCH]/タンポポいろ工作をつくろう

◇3月は春のはじまり

日本には季節を表す言葉として「二十四節気」という考え方が用いられています。一年を24等分して約15日ごとに区切り、それぞれ季節を示す言葉は季語としても使用されています。

立春と春分の間にある「啓蟄」は、暦の上では虫などが目覚め動きだす日と言われています。だんだんと春が近づいてくる季節を表しています。この頃になると、かわいいタンポポの花があちらこちらに咲き始めます。

タンポポには在来種の“カントウタンポポ”“カンサイタンポポ”、外来種の“セイヨウタンポポ”など、様々な種類があります。タンポポは栄養価が高く、漢方の生薬として使われていたり、葉は食べることも出来るそうです。また、根の部分はお茶として使用され、ノンカフェインのタンポポコーヒーとして楽しまれています。

◇3月にちなんだ日本の伝統色

蒲公英色[タンポポイロ]

タンポポの花のような明るい黄色。日本の伝統色としては、比較的近代になってから名前がつきました。春の訪れを感じる花の色です。

桃色[モモイロ]

桃の花の色に似せて、紅花で淡く染めた色。実際の桃の花の色より少し赤味のある色合い。一般的にピンクと言われている色の由来は“撫子色”で、ピンク=桃色ではないそうです!

蓬色[ヨモギイロ]

よもぎの葉のような緑色。よもぎは独特の香りがあり、古来から薬草として大切にされてきました。お灸のもぐさとして使われたり、ひなまつりの菱餅や草餅にもなるよもぎは、暮らしの中にある色とも言えます。

◇3月のいろ工作「タンポポいろ工作」をつくろう!

ご紹介した3月にちなんだ色を使って、タンポポを作ります。蒲公英色や蓬色の変わりに、黄色と緑の色画用紙を使ってください。小さなお子さんと制作される場合は、細かくカットしたり巻いたりするところはおうちの方が作業してあげてくださいね。

用意するもの

・1cm幅の両面テープ

・はさみ

・モール(5本)

・B4サイズの色画用紙(黄色、緑)

作り方

*まず、タンポポの葉と茎の部分を作ります。
1.緑色の色画用紙を、長辺の長さが半分になるように折る。

2.さらに長辺の長さが半分になるように切る。

3.下の写真のように切り、細長い紙を10枚用意する。

4.用意した10枚の中から5枚の紙の中心部に両面テープを貼る。両面テープを剥がし、モールをのせ上から残りの5枚をそれぞれ貼り合わせる。

紙を貼り合わせるときは、上部を合わせたら上の紙を静かにおろしながら、しっかり貼り合わせるのがコツです。

5.5つできたら、モールをまとめてしっかりひねっていく。貼り合わせた紙のところまで、しっかりねじる。

*次に、花の部分を作ります。

6.黄色の画用紙を、短辺の長さが大体3分の1になるように切る。

7.切った紙の1枚を使い、1辺の端に両面テープを貼る。上から約1cmほどずらして折り目をつけ、貼り合わせる。

8.貼り付けたテープの下あたりまで、細かく切れ目を入れていく。紙の端から端まで、細かく切れ目を入れる。

9.花と茎を貼り合わせる。角に2cmくらいの長さで両面テープを貼り付け、そこに先程作った茎の部分をのせて貼り合わせる。

10.花の部分をくるくるとしっかり巻き付けていく。少ししわが入っても大丈夫!(根元の部分がなるべく揃うように巻いていくのが、きれいに仕上げるポイントです!)
ところどころに2cmくらいの両面テープをつけて、貼付けながら最後まで巻く。

12.緑の紙を、タンポポの葉のようにギザギザとカットする。

13.切り終えたら葉を開き茎を立たせ、花びらの部分を開く。

14.タンポポの完成です!

・アレンジとして、毛糸で小さなポンポンを作り茎にさすと、タンポポの綿毛のようになります。

・今回使用したのは100円ショップのモールです。針金部分がしっかりしています。モールの長さは変えずにそのまま使用しましたが、茎を短くしたい場合はカットしてから作ってみてください。

完成したらお部屋に飾ってくださいね。おうちの中で意外な場所にタンポポが咲いていたら、びっくりするかもしれませんね!学校やご家庭で楽しみながら作ってみてください。

遠藤 祐子
執筆者グラフィックデザイナー、フェルトワーク作家、おもちゃコンサルタントマスター
遠藤 祐子
「あそまめ創作教室」を主宰。子どもから大人までを対象に、絵画・造形の楽しさを伝える講師としても活動。

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