子どもが遊びやすく片付けやすい5つのルール
2018.12.21
子どもが自主的にお片付けをするようになるには、収納の仕組み作りが肝心です。整理収納アドバイザーによる連載第4回目。
沢山あるおもちゃの中から選ばれて我が家に来たおもちゃ達。物は使ってこそ活かされます。子どもに忘れられることなく目いっぱい遊んでもらえて、さっと片付きママも幸せ!
そんな遊びやすく片付けやすい収納をつくるルールを5つお伝えします。
1.片付けられる量
子どもの集中力は5才なら5分、と「年齢」+「分」と言われるくらい短いそうです。
ですから、片付けも短時間でできるようにしましょう。そのためには、短い時間で片付けられる量として、例えば「この箱に入るだけ」のように、ルールを決めるのが大事です。
このルールを守ることで、片付けられる量をキープし、やみくもにおもちゃが増えていくのを防ぐことができます。
2.おもちゃに住所を
おもちゃの箱や棚に写真を付けたり、文字で分かるように書いておき、おもちゃの住所を決めましょう。
こうすることで戻す場所が誰にでも明確にわかります。一つ一つ書くのは手間ですが、効果は絶大です。分け方などに困ったら、児童館や幼稚園を参考にしてみてください。
3.遊ぶ場所に
おもちゃ置き場と遊ぶ場所が離れていると、遊ぶときには取りに行きますが、戻すときには遠くて面倒くさいのでやりません。
お子さんがどこで遊ぶのか観察して、近くに定位置を決め、戻しやすくしてあげてください。
4.1ボックス1ジャンル
1つの箱にはなるべく1種類のおもちゃにしまうようにしましょう。散らかさずに探しているものを見つけられます。
また、手先が未発達なため、引出しを引く、ふたを開けるという何気ない動作がハードルになる場合もあります。ふたなしのプラケースなど、子どもが簡単にしまえて持ち運べる軽い箱にしてみてください。
5.親子一緒に
おもちゃの置き場は親子で話しながら決めてください。
親が決めてしまうとすべてが親目線になり、分類が細かすぎたり、「お母さんが決めた収納だし」と子どものモチベーションが下がります。
自分の場所をもらえると嬉しいですよね。自分の場所やモノに愛着がわき、きれいに保とうと責任をもつようになります。
リビングなど見た目が気になる場所では、その空間になじむ箱にラベルをはって中身をわかるようにする等工夫して「子どもにわかりやすく、大人も心地よい」を作ってください。
片付けやすい仕組みさえできていれば、自主的にお片付けをしてくれます。
子どもと一緒におもちゃで遊べる時期は、意外と短いものです。時間のあるときはお母さんも遊びから片付けまで一緒に楽しんでやってみて下さいね。
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【連載】子どもと一緒にできる! おもちゃの収納術
遊ぶ暮らす知る2018.12.21