遊ぶ【連載】子どもと楽しむ「遊び名人」になろう! 岡田哲也のおもちゃの時間
作戦会議がカギ?協力してならず者の逃げ道をふさぐゲーム「バンディド」
2020.10.09
【動画】みんなで協力してならず者を捕まえよう!お子さんと遊ぶときには、こんなアレンジルールもおすすめですよ!
こんにちは。東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタントの岡田哲也です。
ゲームには必ずルールがありますが、一緒に遊ぶ人数や年齢によって、多少のアレンジを加えても良いと思います。
基本の遊び方をふまえて、どうアレンジしたら参加する子どもたちが楽しめるか、考えてみましょう。
「にげる」絵本とおもちゃ(2)「バンディド」
今回のおもちゃ:バンディド (Helvetiq/日本語版:すごろくや))
ならず者の「バンディド」が、牢屋から地面を掘って脱獄しようとしています。
ゲームの参加者が協力して、道のカードを順番に出し、すべての道をふさぐことができたら脱獄を止めることができます。
反対に、手札を出し終えたときに、道のふさがっていない部分があったら、バンディドの勝ち!というゲームです。
遊びを広げるポイント: カードを見ながら作戦会議をしよう
もともとは、道の手札は自分しか見ることができないルールですが、少しアレンジしてみましょう。
手札をすべて表にして、並べます。
こうすることで、「この後、どの順番でカードを置けばいい?」という見通しが立ち、参加者が協力して作戦を立てることができます。
カードゲームやボードゲームでは、会話することが楽しさの一部だと思います。
このアレンジルールでは、参加者が相談しあうことで
「ここは任せて!」
「お願いね」
といった会話が生まれやすくなります。
また、小さなお子さんでも、みんなと一緒に考えることができるので参加しやすくなります。
Let's try ! あなたも遊び名人: ありもしないことを想像してみよう!
穴を掘るって、不思議と人をワクワクさせますよね。
でも、このゲームのバンディドのように、人間が通ることができるような穴を掘る事は、現実にはほとんどないと思います。
そこで、想像してみましょう。
穴を掘ったらどこへつながる?
中から何がでてくる?
もしかしたら、地球の反対側まで突き抜けたりして・・・!
ありもしないことでいいのです。
こんな絵本も、空想のヒントになりそうです。
今回の絵本:『サムとデイブ、あなをほる』 マック・バーネット 文/ジョン・クラッセン 絵/なかがわ ちひろ 訳/あすなろ書房
時には現実を離れて、親子で空想を楽しむのも楽しいのではないでしょうか。
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遊ぶ育む集まる2020.10.09