遊ぶ【連載】子どもと楽しむ「遊び名人」になろう! 岡田哲也のおもちゃの時間

このネコどんな子?想像を楽しむ「ネコの自由積み木」

2020.07.10

【動画】さまざまなポーズ、表情のネコ型積み木。この子の性格は?と想像してみると、遊びが広がっていきます!

このネコどんな子?想像を楽しむ「ネコの自由積み木」

こんにちは。東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタントの岡田哲也です。

子どもの頃、友達とあだ名で呼び合うことでより仲良くなった。そんな経験、ありますよね。
モノと人の関係も似ていると思います。名前をつけたり、キャラクターを考えたりすると、距離が縮まって、より愛着がわくのではないでしょうか。

今回は、「ネコの自由積み木」で、名前や性格を想像しながら遊びを広げるポイントをご紹介します。





「想像」してみよう。このあとどうなる?(3) 「ネコの自由積み木」

今回のおもちゃ:ネコの自由積み木(木のおもちゃ製作所・銀河工房)

12匹のネコたちは、ポーズも表情も一つずつすべて違います。「自由積み木」という名前の通り、何も考えずに積み上げていってもおもしろい形ができます。

遊びを広げるポイント1: 名前や性格を決めてみる

1匹ずつに注目して、名前や性格を考えてみましょう。
「これからどこに行くのかな?」
「このネコさんは何が好きかな?」など、想像が膨らんで、積み木遊びからごっこ遊びに発展していきます。

遊びを広げるポイント2: ファンタジーを取り入れる

このおもちゃのそばに置きたい絵本をご紹介します。

今回の絵本:『あしたうちにねこがくるの』石津 ちひろ 作、ささめや ゆき 絵/講談社

この絵本では、主人公の女の子の家にネコがやってくることになります。
そこで、女の子は「うちに来るネコはどんなネコなんだろう?」と、想像をします。
「もしも、こんなネコだったら?」と、想像を膨らませる楽しい絵本ですが、この積み木でも、「もしも」という言葉で遊びを広げてみましょう。
「もしも手のひらに乗るネコだったら?」
「もしも赤いものが好きなネコだったら?」
など、「もしも」をキーワードに、子どもと一緒にいろいろ考えてみると楽しいですよ。

Let’s try ! あなたも遊び名人:  形から想像してみよう

形をよーく見ていると、「このネコとこのネコは組み合わさるかも・・・」と思いつくことがあると思います。
形からイメージして、できることを想像してみてください。
失敗しても大丈夫!
「やってみよう」と思う気持ちが大切なのです。

*  *  *

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岡田 哲也
執筆者東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタント
岡田 哲也
東京おもちゃ美術館では展示・イベント等の企画、運営に携わっています。また、「おもちゃインストラクター」「おもちゃコンサルタント(通学/Eラーニング)」養成講座の講師として、全国でおもちゃを使ったあそびの研究・実践・ワークショップを担当。NHK Eテレ『まいにちスクスク』などメディアでも遊びアイデアをご紹介しています。駒沢女子短期大学・植草学園大学 非常勤講師。

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