【ふるさと納税】佐賀牛は、脂が甘い。老舗精肉店が届ける肉の美味しさ。
2024.11.27
東京おもちゃ美術館では、佐賀県と進出協定を締結し、木育推進を目的としたふるさと納税を行っています。 いただいた寄付金は「おもちゃの広場」の定期開催や「移動型おもちゃ美術館」の巡回などの活動にあてていきます。
ふるさと納税返礼品インタビュー~70年つづく精肉店の3代目 語る仕事と日々の暮らし~
福岡精肉・デリカは、佐賀市中心部にある創業70年の精肉店です。
佐賀牛をはじめ、佐賀県産のお肉の取り扱いや、佐賀牛カレーパン、ハンバーグなど加工品にも取り組まれているお店になります。
東京おもちゃ美術館のふるさと納税の返礼品として大人気の佐賀牛。
今回は、提供をしていただいているお肉について、3代目・福岡由一朗さんに伺いました。
人もお肉もそれぞれ。お肉屋さんが語る美味しいの基準
さっそく、美味しいお肉の部位について福岡さんにお尋ねしてみると
「食べたいお肉は人それぞれです。脂を楽しみたいか、赤身のお肉の味を楽しみたいか、部位によって味が違います。
例えば、同じモモ肉でも細かい部位で違いがあったり、同じ部位でも右半身と左半身で味が違うんです。
佐賀牛と和牛でも違います。佐賀牛は、融点が低く40℃で融け、脂が甘いのが特徴です。」
お肉の違いについて詳しく語る由一朗さん。
「年齢によっても好みは変わってきますし、高齢者の方でも脂ののったお肉が好きなお客様もいらっしゃいます。」
小さい頃はよく脂の多いお肉を食べて体調を崩していたという由一朗さん。
「たくさん見たり触ったり経験して、自分の中で良いお肉の目盛り・基準ができました。
どう違うか言葉で伝えることは難しいですが、たくさんお肉を扱っていると、見た目、触った感じで味の違いがわかるようになります。
特に、おいしいお肉は見た目でわかります。さばいている時、触った弾力が違うんです。牛も豚もそう。
持ちあげても垂れないお肉は、味がしっかりしているんです。」
パン・マイスターが作る佐賀牛カレーパン
メディアに多数取り上げられ、今や大人気となっているA5ランクの佐賀牛を使ったカレーパンについてもお尋ねすると、
「佐賀牛カレーパンは、パン・マイスターの資格を持つパン好きの母親が『美味しいものを食べたい』とはじめた商品なんです(笑)。
全国放送のテレビで取りあげていただいて、全国から注文をいただき、一時は2ヶ月ほどお客さんにお待ちいただくこともありました。
1日に200個、生地から揚げるまで手間がかかります。経営の面から見るとカレーパン事業は赤字です(笑)。
お肉屋さんなので、生の肉を売った方が良いです(笑)。
また、カレーパンをつくることができる従業員は限られています。母親が引退するまで、あと10年くらいは作ってもらおうと思っています。
うちのカレーパンは辛くないので、小さなお子さんも食べることができます。店頭で購入されるご高齢のお客さんもいます。」
経営者として厳しくも、楽しそうに佐賀牛カレーパンについて語る由一朗さん。
【ふるさと納税ページ】:佐賀牛ファミリーセット (ハンバーグ&カレーパン)
やってみたいことをやってみる、地域と時代をさばくお肉屋さん
「祖父がこの場所で創業し70年を超えました。私は3代目です。
戦後すぐは、この近くに色々な国の人が住んでいました。祖父は最初、肉屋ではなくアイス屋をはじめたんです。アイスキャンディが当時は大ブームだったんですね。
“やってみたいことをやってみる”という考え方を代々引き継いでいますね。佐賀牛カレーパンもそうです(笑)。」
様々な経歴をお持ちの由一朗さん。
料亭の板場、大阪でパティシエ、病院で介護士として働いた経験があるそうです。
今のお仕事は、15年前に父親の会社の調理業務を手伝いはじめたのがきっかけだそうです。
「以前に比べると、店頭で直接ご購入いただくお客さまは、少なくなってきました。今は店頭に来られるお客さまは、付き合いの長いご近所の方がほとんどです。
以前はこの通りにアーケードがあり、雨の時でも濡れずに買い物ができました。八百屋さんなどお店がたくさんあり、生活に必要なものはなんでも揃いました。郊外に大型スーパーや複合施設ができ、大きく変わりました。
アーケードでは銀天夜市というお祭りが開催されており、人が通れないほどの賑わいがありました。うちも売れるものを工夫して出していました。」
由一朗さんは、まちの動きについても多く語られました。
「最近では、店頭でお客さんに売るより、学校や病院、保育園などに卸す仕事が多くなっています。」
自分自身が納得できるものを。肉質、そして仕事へのこだわり
ふるさと納税の返礼品の楽しまれ方について伺うと、
「リピーターの方が多いです。定期便で毎月お送りしている方もいます。肉の種類も、佐賀牛や和牛など選ぶことができます。
扱っている品数が多いため、お肉の食べ方や加工品との組み合わせなどの注文が可能です。
冬場はすき焼、夏は焼き肉など季節に応じたご提案もできます。すき焼きもご家庭の好みに応じてロースとモモ肉のどちらを使うかなど対応可能です。脂の量がちがい好みも分かれますね。」
と語る由一朗さん。
「学生時代に板場でアルバイトをしていました。
ある時、野菜の仕入れをすることができず、このくらいでいいかな、という料理をつくり、先輩にひどく叱られた経験があります。
『自分が食べたくないものを、お客さんに提供するのか』、と。
それ以来自分が納得するかどうかが大切な価値観となっています。」
「季節によっては、お肉の確保・提供が難しい時期があります。
佐賀牛や佐賀産和牛が市場になく、ご注文いただいても、私自身が納得のいく品質のお肉をすぐに提供できないことがあり、お客さんにお待ちいただいてしまう場合もあります。
ふるさと納税では最長2ヶ月ほど注文から納品までにお時間をいただいています。」
由一朗さんの口調は穏やかですが、良いものを届けたいという想いが感じられました。
【ふるさと納税ページ】
佐賀牛&佐賀産和牛 サイコロステーキ食べくらべセット
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ふるさと納税で木育推進
遊ぶ知る2024.11.27