遊ぶ子どもの作品をどうしていますか?作って飾る工作アイデア

年末年始のホームパーティーを彩る折り紙工作 作って飾る工作アイデア〔番外編〕

2022.12.09

ホームパーティーの季節。テーブルを楽しく彩るグッズを、子どもと一緒に折り紙で作ってみませんか?

年末年始のホームパーティーを彩る折り紙工作 作って飾る工作アイデア〔番外編〕

こんにちは。
造形教室の講師として、親子や子どもたちと一緒に、工作をしている池谷有利です。

これまで、「子どもが楽しく作れる工作」と「作品を素敵に演出して飾るアイデア」をご紹介してきました。 今回は、〔番外編〕です。

クリスマス、大晦日、お正月など、これからみんなで集まる機会が多くなる季節ですよね。
折り紙で簡単に作れて、ホームパーティーが華やかになる、“パーティグッズ” を作ってみませんか?
作ったグッズで、テーブルを彩り、使って食べたり、飲んだり…。
いつもの会話がさらに弾みそうです。
今回は、3つご紹介しますね。

目次


カトラリーケース

小皿

ペットボトルカバー

カトラリーケース

【作り方】

【1】折り紙を三角に折ります。
【2】さらに、三角に折ります。
【3】広げたら、上の角を真ん中に合わせて、折りすじをつけ、開きます。下の角を、折りすじに合わせて折ります。
【4】】両端の角を内側にたたみます。

【5】うら返して、右側の部分を写真の様に折ります。(1/3 位)
【6】反対側の左の部分を内側に折ります。
【7】折りながら、【5】で折った下の三角部分に差し込みます。
【8】できあがりです。両面に色がついている折り紙だと、さらに素敵ですね。

小皿

【作り方】

【1】折り紙を二つに折りあげます。
【2】さらに、二つに折りあげます。
【3】広げたら、左右の下の角を三角に折ります。
【4】左右の上の部分は、手前の1枚だけ角を折ります。
【5】上半分を二つにたたみます。
【6】裏返します。

【7】裏も、左右上の部分の角を三角に折ります。
【8】上半分を二つにたたみます。
【9】【8】で折った上の部分を開いて、左角を中心に向かって折ります。
【10】右角も同じように、上の部分を開いて、右角を中心に向かって折ります。
【11】下の部分は半分のところに折りすじをつけます。
【12】上の部分も同じく半分のところに折りすじをつけます。

【13】右の角を、中心に向かって折ります。(紙が重なって硬いかもしれません。大人の人にお願いしましょうね。)
【14】同じく左の角を、中心に向かって折ります。
【15】【10】で折った時の角を、優しく開きましょう。
【16】形を整えたら、できあがりです。
いくつか作って、置き方を変えるだけで、花びらのような演出も良いですね。

ペットボトルカバー

【作り方】

【1】折り紙を三角に折ります。
【2】さらに、上の部分を1cm 位折ります。
【3】【2】で折った左角を手前に、右角を角後ろに折ります。
【4】【3】で折った左角と右角を重ね、三角の部分を本体のすきまにはさみ込みます。 【5】できあがりです。

いつものペットボトルが、おしゃれに変身です。
折り紙の色や柄を変えることで、自分のペットボトルがわかりやすいのも良いですね。

折り紙がなければ、包装紙やペーパーナプキンで代用するのも良いですね。
イベントに合わせて、「クリスマス」なら赤や緑、「お正月」なら紅白、和風柄の折り紙や和紙も合いますね。同じものを作っても、色や柄を変えることで雰囲気も変わってきます。
作ったら使うのはもちろんのこと、お友だちにプレゼントするのも喜ばれるかと思います。 身近なおりがみで遊ぶだけでなく、生活に彩りを添えてみませんか?

* * *

いかがでしたか?

「子どもの作品をどうしていますか?作って飾る工作アイデア」の連載は、今回で終わりとなります。紹介させてもらったものは、ほんの一例です。

子どもの作った作品は、その時は本人の宝物です。
でも、子どもはどうやって飾って良いのか、まだわかっていません。
ぜひ、大人が手伝ってあげてくださいね。一緒に飾ってあげましょう。

そうしてあげることで、
「あっ、私の作品ってすごいんだ~。」
「こんなに素敵になるんだ~。」
「みんなが見てくれるんだ~。」
と感動したり、自信がついたり…。
親子でのコミュニケーションも深くなります。

作品も泣いてしまうので、テーブルの上に、作品を山積みにしないでくださいね。
わからなくなったら、またこちらを覗いてみてください。
ヒントになりますように…。

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池谷 有利
執筆者おもちゃコンサルタント、グラフィックデザイナー、造形講師。
池谷 有利
おもちゃコンサルタント、グラフィックデザイナー、造形講師。 美術系学校卒業後はプロダクションで、クリエイティブディレクターをしたり、会社設立にも関わりました。 現在は、フリーデザイナーとして教育関係などのグラフィックデザインをしています。 また、親子向けのワークショップをしたり、保育園や幼稚園、小学生と工作をして、物作りの楽しさをお伝えしています。

子どもの作品をどうしていますか?作って飾る工作アイデア

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