遊ぶ子どもの作品をどうしていますか?作って飾る工作アイデア

子どもの紙粘土作品がかわいい雑貨に変身!作って飾る工作アイデア#1

2022.04.29

【新連載】どんどん増える子どもの絵や工作、どうしよう?すてきな“演出”で、お悩みを解決しましょう!

子どもの紙粘土作品がかわいい雑貨に変身!作って飾る工作アイデア#1

こんにちは。
造形教室の講師として、親子や子どもたちと一緒に、工作をしている池谷有利です。

子どもが作る作品たちは、どこか味わいがあるものが多いですね。
手放すことができず、どんどん溜まってしまい、困ったことはありませんか?
作品を作ったら“おしまい” ではなく、作品のよさを生かし、すてきに飾る“演出”をしてみましょう!
この連載では、子どもの作品を演出して飾るアイデアをご紹介しますね。

連載第1回目は、「紙粘土」の工作作品です。

目次


・紙粘土でつくってみよう

・1つめの演出:オリジナルマグネットにする

・2つめの演出:透明な容器に入れて「おうちミュージアム」に

・紙粘土の作品をよりきれいに演出する2つのポイント

紙粘土でつくってみよう

感覚遊びの一つとして、粘土はよく使われます。
こねたり丸めたりと手先を使うため、脳に刺激が与えられ、活性化してくれます。 粘土の手触りを楽しみながら、自分の想い通りの形に変形させることもできますね。
粘土と言っても、いろいろな種類があります。
油粘土、カラー粘土、紙粘土、小麦粉粘土などです。
今回は、手に入りやすく扱いやすい紙粘土を使ってみましょう。

丸めて伸ばしたり、ちぎったり。
形を作りましょう。

形を作るのが苦手だったら型抜きしてみましょう。
型抜きは100 円ショップでも売っていますし、ペットボトルの蓋、空き容器な どを使ってもいいですね。

絵具で色をつけたり、ビーズをつけたり…。

想像力が豊かになり、ついいろいろなものを作りすぎてしまいます。
置き場所に困りますね。さて、どうしましょうか?

今回は、2 つの“演出” 方法をお伝えしますね。
お部屋に飾ってみると、インテリアのワンポイントして楽しむことができます。

1つめの演出:オリジナルマグネットにする

作品に磁石を付けてマグネットにしてみましょう。

いろいろな種類の磁石がありますね。
テープ式のマグネットや、長細いマグネットには、自由に並べて接着します。
オリジナルのマグネットができあがります。
冷蔵庫など、家族の目に入るところに、ぜひつけてくださいね。

【1】たくさん作ったら、マグネットバーに並べて貼ってみましょう。

【2】バラバラなものは、マグネットテープに貼って、統一感を持たせてみましょう。

【3】一つ一つ飾りたい時は、小さめのマグネットに貼ってみましょう。

2 つめの演出:透明な容器に入れて「おうちミュージアム」に

小さな作品や、立体的に作ったものは、そのまま置いておくと、ホコリがつきますね。
そのような時は、空き瓶や透明なケースに入れてあげましょう。
美術館の展示作品のようになりますよ。
お掃除も簡単だし、重ねることもできて、作品も映えます。

折り紙をちぎって、鳥のお家を作りました。

小さい作品は、まとめて演出。

100 円ショップの透明なケースを重ねて、セロファン紙を入れ、海の雰囲気にしてみます。

紙粘土の作品をよりきれいに演出する2 つのポイント

1:紙粘土のひび割れを防ぎます

紙粘土は、乾燥するとひび割れてしまうことがあります。
せっかくの作品にひびを入れないようにするポイントは、作品を作る前によくこねることです。
柔らかくなるまでよくこね、指で押してみてひび割れしない柔らかさが理想です。 厚みがあるほど、ひび割れしやすくなります。
作品ができたら、筋がないか確認しましょう。もしあれば、水を少し付けてこすります。
このようにすると、乾燥した後にひび割れすることを防ぐことができます。

2:作品に“ニス” を塗ってあげましょう

ニスは1回塗るよりも、乾燥させながら、2回、3回と薄く重ねて塗ります。
光沢も出て、作品が美しくなります。
子どもが小さいうちは、ニスの取り扱いは難しいので、大人が仕上げてあげましょう。

* * *

いかがでしたか?
「工作やお絵かきを楽しんでもらいたいけれど、どんどん増える作品…。どうしたらいいのかしら?」と悩まれている方もいるかと思います。
作品を“演出” して、日常生活に取り入れるヒントとなれば、嬉しいです。

池谷 有利
執筆者おもちゃコンサルタント、グラフィックデザイナー、造形講師。
池谷 有利
おもちゃコンサルタント、グラフィックデザイナー、造形講師。 美術系学校卒業後はプロダクションで、クリエイティブディレクターをしたり、会社設立にも関わりました。 現在は、フリーデザイナーとして教育関係などのグラフィックデザインをしています。 また、親子向けのワークショップをしたり、保育園や幼稚園、小学生と工作をして、物作りの楽しさをお伝えしています。

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