遊ぶ世界自然遺産「やんばるの森」ってこんなにすごい! 沖縄の森の恵みを子どもたちへ

くつろいだ雰囲気で人と人をつなぐ やんばる森のおもちゃ美術館

2022.06.03

世界遺産の森の中にあるおもちゃ美術館は、赤ちゃんから大人まで自然に癒され、くつろげる雰囲気です。スタッフによるおもちゃ美術館&やんばるのおすすめスポットをご紹介!

くつろいだ雰囲気で人と人をつなぐ やんばる森のおもちゃ美術館

やんばる森のおもちゃ美術館は、世界遺産やんばるの森の文化を「遊び」という切り口で伝えています。

今回はスタッフの我那覇 美貴子(がなは みきこ)さんに、おもちゃ美術館の雰囲気について伺いました。

世界遺産の自然に囲まれ、館内にもやんばるの森の恵みがいっぱいのおもちゃ美術館で、皆さんはどんな風に過ごしているのでしょうか?

また、おもちゃ美術館を訪れたら立ち寄りたい、やんばるのおすすめスポットも教えていただきました!

「やんばる森のおもちゃ美術館のくつろいだ雰囲気は、人と人とのコミュニケーションを生んでいます」
スタッフ 我那覇 美貴子 さん

やんばる森のおもちゃ美術館ならではの、おすすめポイントを教えてください。

我那覇さん:
やんばるの自然・あそび・ものづくり・人との交流を通して「楽しい♪」を体感できる美術館を目指しています。

いちばんの魅力は、世代や国籍などさまざまな違いをこえて、コミュニケーションを楽しめるところです。

印象的に残っている遊びの場面は?

我那覇さん:
先日、4世代でご来館されたご家族がいました。
ひぃおばあちゃんにやさしく寄り添うご家族と、ひぃおばあちゃんご自身も、笑顔で楽しそうに遊んでいる姿が印象的でした。

赤ちゃんもお年寄りも楽しめるやんばる森のおもちゃ美術館

また、「けん玉」あそびは、みんなが仲良くなるおもちゃの一つとして新たな発見があります。
特に外国人の方にはとても喜ばれていて、大人の方が夢中になって何度もチャレンジしていました。
私自身はけん玉が苦手でしたが、上手なお客さまから教えていただいたり、毎日手に取るようになってから、剣先に高い頻度で入るようになりました♪

外国人にも人気のけん玉

聴覚障害のママと2歳の息子さんも来館されました。
筆談でコミュニケーションをとるのは、私自身初めての経験でしたが、遊びも会話も一緒に楽しむことができました。
お子様を音のでるおもちゃで遊ばせると、ママが笑顔で喜んでいました。

訪れる人がみんなくつろいで、遊びや人との交流を楽しめるのは、やんばるの森の恵みを活かした、木がいっぱいの空間だからかもしれませんね。

おまけ:スタッフに聞きました!やんばるのおすすめスポット

我那覇さんに、やんばるのおすすめスポットを教えていただきました。
やんばる森のおもちゃ美術館を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

・やんばる野生生物保護センター

「野生生物保護への理解・関心を深める施設。はく製の展示のほか、音声や映像資料もありますよ。」
やんばる野生生物保護センターホームページはこちら

・ヤンバルクイナ生態展示学習施設

「自然に近い環境で育てられたヤンバルクイナを観察できるスポット。
餌を食べたり、水浴びをする姿が間近に見られるほか、ヤンバルクイナの生態や生息環境が学べる資料ブースもあります。」
ヤンバルクイナ生態展示学習施設Facebookはこちら

・OKINAWA CACAO

「やんばるの素材を活かしたチョコレートのお店です。」
OKINAWA CACAOインスタグラムはこちら

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我那覇 美貴子さん

やんばる森のおもちゃ美術館 チーフディレクター。
地域の子育て支援活動に「木育」を取り入れたいという想いから、東京おもちゃ美術館で木育インストラクターの資格を習得。
その後は、月に1~2回程、やんばる森のおもちゃ美術館の木育キャラバンスタッフとして活動を続け、個人では子育て支援活動を続けながら、木育を取り入れたワークショップを開催したり、学校ボランティアスタッフとして活動。
2022年4月より、やんばる森のおもちゃ美術館勤務。

≪≪≪前回の記事「沖縄伝統の遊び『草玩具』って知っていますか? 」

やんばる森のおもちゃ美術館
執筆者世界自然遺産「やんばるの森」の中にある沖縄県・国頭村のおもちゃ美術館です。
やんばる森のおもちゃ美術館
世界自然遺産「やんばるの森」の中にある沖縄県・国頭村のおもちゃ美術館です。多種多様な希少動植物が生息する森のなかで、木の様々な表情と、沖縄ならではの草花を活用した玩具などを楽しむことができます。

世界自然遺産「やんばるの森」ってこんなにすごい! 沖縄の森の恵みを子どもたちへ

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