
【この記事の内容】
- ・4歳息子とロジカルルートパスで遊んだ様子
- ・なぜ論理的思考力を鍛える必要があるのか
くもんのおもちゃってすごいんです。とにかくすごい!
何がすごいかって、「勉強・学び」を一切強制せずに子どもを夢中にさせて、知らない間にさまざまな力を身につけられることです。(10個前後のくもんおもちゃで経験済み)
今回も期待通りに「論理的思考力」を鍛えながら遊ぶことができました。
※小さいパーツを誤飲しないよう注意が必要です。
【この記事を書いた人】
おもちゃコンサルタントで4歳児の母。
息子が0歳の頃から、おもちゃのレンタルの利用などで200以上のおもちゃで子どもと遊ぶ。昔~最新、日本・海外のおもちゃに詳しい。
>> 「おもちゃコンサルタントでママ」の私が選んだ、厳選おもちゃ5選
くもん「ロジカルルートパズル」ってこんなおもちゃ

このおもちゃは、以下のように遊びます。
「5色のボールを上から転がした時に、最終的にボールと同じ色のゴール(最下部)にたどり着くように、自分でパーツを組み合わせて正しいルートを作る」。
ルートを作成するパーツは「直進」「交差」の2種類だけ。
このくらいシンプルなほうが未就学児に合っています。
ここが他の転がし系おもちゃと違う!(問題集)

単にルートを作ってボールを転がすだけでは、たいていは論理的思考力は育ちません。
私は10年SE・プログラマの仕事していましたが、論理的思考力というのは勝手に育つものではなく、訓練して備わるものであると確信しています。(特別な場合を除く)
実は、ロジカルルートパズルには質の良い問題集(60問)が付いていて、それを解くことで着実に論理的思考を鍛えられるようになっているのです。
ロジカルルートパスの問題集(60問)のなかの一番簡単な問題。↓

問題集には「くり返し問題を解いていくことで、論理的思考力が養われます。」とあります。
まさにそうだと思います。
この問題集がついていることが、私がこのおもちゃをお勧めする理由でもあります。
息子とロジカルルートパズルで遊んでみた
くもんのおもちゃに関しては、アイデアが光る遊び方を模索するよりも、下記が最善の策だと私は思っています。
説明書を読み、その通りに遊ぶ。
きちんと造りこまれているので、むしろ説明書を読まないと損します…。
ですので、ロジカルルートパスの説明書に沿った王道の遊び方を紹介しますね。
自由にコースを作って遊ぶ
ルートを作成するパーツは、下記の2種類あります。

大人なら一瞬で、以下を理解しますよね。
・交差ピース→ボールは別の列へ移動する
・直線ピース→ボールは直進する
しかし息子にとっては難しいらしく、何回もボールを転がしても良くわかってないよう。息子よ…。
分からないうちは好きなようにじっくり自由にルートを作ってみて、理解できたら「問題集を解く」段階に行ってみましょう!
付属の問題を解いていく
ボールの動き(交差と直進)をしっかりと理解したら、問題集を解いていきましょう。
問題は全部で60問で、レベル1~6まであります。
「ボールが同じ色のゴールに到着するように、指定されたパーツを置いていきます(黄色パーツは最初から固定)」
ではまずレベル1から。

以外にもすんなり正解。
レベル2になって、ボールスタート位置が1つずれました。
最初は私の助言が必要でしたが、コツをつかんだのか徐々に一人で正解にたどり着けるようになっていきました。
次はレベル3です。

楽しいようで、「次の問題!次の問題!」といい続ける息子。
レベル3はぎりぎり自力で解けるようです。
解けると「お母さんもやってみな!わかんなかったら教えてあげるから!」と得意げな様子。
自信がついたのか、最高レベル(6)の問題を要求してきました。大丈夫か…。

適当にパーツを配置してみたものの、まったくもってわからない様子。大人も解けないレベルです。
レベル6は相当難易度が高いことがわかったと同時に、このおもちゃは長く使えるということもわかりましたね。
さて、「問題集」という言葉は、幼児にとって聞こえ方はあまりよくないですが、子どもは「クイズ」「パズル」と捉えて、親が勧めなくても喜んで取り組みます。
くもんのパズル系のおもちゃには、このような問題集が付いていることが多いです。
その問題の質の良いこと!!
家で遊ぶおもちゃは全て、くもんだけで良いんじゃないかとも思うほどです。
結局、論理的思考ができると何がいいの?

ものすごく簡単に言うと、「論理的思考ができる」=「あらゆる物事をコンピュータで処理する今後の世界で、活躍する可能性が広がる」ことがメリットです。
論理的思考力をメインとした、プログラミング的思考を養う
↓
プログラミングができるようになる
↓
コンピュータを使いこなす立場になる(活躍する可能性が広がる)
では、プログラミングをする際、具体的にどのようなときに論理的思考が必要なのでしょうか。
プログラミングをする際、いきなりjavaなどの言語を書き始めるわけではなく、「機械を動かすための処理の順序」つまりプログラム設計図というものを書くことになります。

プログラム設計図は複雑になることが多く、作成時に論理的思考が非常に重要になります。
この時、自分の思い込み(論理的ではない考え)で1行でも処理が抜けていたら、機械は予想外の動きをして、とんでもない事態に陥ることがあります。
そのためには、論理的思考が必要なのです。
そして設計図が完成したら、その図をjavaなどのプログラミング言語に落としていきます。
ざっくりとですが、プログラミングの作業において、どのように論理的思考力が必要かを説明しました。

論理的思考力は練習しないと身に付かないため、幼児期から遊びで取り入れておくと、無理なく「プログラミング的志向の土台となる論理的思考を養える」のでお勧めです。
おもちゃの基本情報
【商品名】 |
ロジカルルートパズル |
---|---|
【メーカー名】 |
くもん出版 |
【対象年齢】 |
4歳~大人 |
親子で楽しむロジカルルートパズルまとめ

くもんの、論理的思考を鍛えられるロジカルルートパズルの紹介でした。
それにしても、くもんのおもちゃは本当にクオリティが高いので、大人の私も遊んでいて楽しいです!
ロジカルルートパズルのように問題集はありませんが、難易度が高めのルートを自作してボールを転がすおもちゃでお勧めなのが、GRAVITRAXです。
もうすぐ4歳の息子はこれに夢中になり、一緒に楽しく遊びました。
そのほかにも、息子と遊んで楽しかった質の良いおもちゃを紹介しています。
いずれもグッドトイという賞を受賞した、親子で楽しく遊べるものばかりです。

- 執筆者おもちゃコンサルタント。ブロガー。4歳児の母。
高橋せとか - 息子が0歳の頃から、おもちゃのレンタルの利用などで200以上のおもちゃで子どもと遊ぶ。昔~最新、日本・海外のおもちゃに詳しい。 「3歳の男の子のママのブログ 育児中継」https://ikuji-chukei.com/
おもちゃコンサルタントのママが選ぶ、4歳我が子のためのおもちゃ
遊ぶ育む2021.01.15