全国で子育てサロン「おもちゃの広場」を開催しているおもちゃコンサルタントの皆さんに、0・1・2歳に「おすすめのおもちゃ」と「身近な素材でできる簡単な遊び」を教えてもらいました。

日頃からそれぞれの地域で、親子の皆さんと接しているおもちゃコンサルタントたちの「おすすめ」です。
「赤ちゃんとどう遊んでいいかわからない・・・」という方の参考になればという思いで、リレー連載でお届けします。

現在、コロナの影響で、「おもちゃの広場」の開催は難しくなっています。また、参加をためらう方も多いかと思います。
そんなときだからこそ、この連載がご近所の親子サロンのような存在になれたらいいなと思っています。
どうぞリラックスして読んでくださいね。

教えてくれる人：君ひとみさん（神奈川県）

★おすすめおもちゃ：スピードカップス（アミーゴ社）

カードに描かれた絵に合わせて色とりどりのカップを並べ、スピードを競います。できた人が「チーン」とベルを鳴らすのも楽しいゲームです。

「赤ちゃんには早い」と思う方が多いかもしれませんが、ゲーム以外の遊び方もできるんです。

小さい子どもたちにもスマートフォンやゲーム機などデジタルな遊びが身近ないま、私が乳幼児向けの「おもちゃの広場」で意識的にご紹介しているおもちゃの一つです。

対象年齢は「６歳から」とあるので大人の仲介は欠かせませんが、お勧めの理由はこの「カップ」。

赤ちゃんの手にちょうど良くて、カラフルで、やり取り遊びや見立て遊び、おままごとの一歩にきっと大活躍すると思いますよ。

成長して口に入れなくなり色や形で並べるのが好きになったら、カードの登場！
感覚的にカードの真似っこをして並べたくなるので、見守ってみてください。
“お勉強”ではなく、楽しい本能的な遊びに夢中になる姿に、きっと驚くと思います。

更に、規則性がある遊びに興味が出てきたら、ルールの登場！
子どもたちは「チーン！」が大好き過ぎて壊れやすいので、私は代わりにカスタネットを使っています。

赤ちゃんから大人になるまでずーっと楽しめる“ゲーム”です。

★身近な材料で、おすすめ遊び：絵かき歌

紙とペンがあればできる絵かき歌で遊んでみませんか？
赤ちゃんにはママやパパが歌いながら描いて見せてくださいね。

★ママたちへメッセージ

「コロナ禍で、仲間と活動内容を再検討して、自宅で小さなサロンを開き、その一環で『おもちゃの広場』を開催しています。
子どもたちの成長は待ったなし、ママたちの不安や知的好奇心も待ったなし。
ママ同士や地域の先輩ママ等と、毎日子育てにがんばっている証の『あるある』話、ぜひ共有してみてください。
外出に不安が募る方はSNSなどのオンラインでも良いと思います。

一歩足を踏み出してみると、少し気持ちが軽くなっている自分に気付けるかも！」

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君（きみ）ひとみさん：

認定保育園非常勤保育士、おもちゃコンサルタントマスター、木育インストラクター、他。
市内の認可保育所主催の「おもちゃの広場」、自宅サロン活動、育児サークル活動のほか、 区役所主催の「赤ちゃんが来た！」プログラムのファシリテーター、こんにちは赤ちゃん訪問員など、産後ママを応援する活動に携わっている。

「仕事一辺倒で生きてきた私。産後、ママたちを応援する先輩ママなどに出逢って感激しました。 その恩返しや恩送りが、私のミッション。地域には私と同じようにママたちを応援している方がきっとたくさんいますよ！
リアルでもオンラインでもOK、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。」

◆「おもちゃの広場」については、こちらもご覧ください。
・認定NPO法人　芸術と遊び創造協会「おもちゃの広場」活動
・おもちゃの広場2020　Facebookページ

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