遊ぶ【連載】子どもと楽しむ「遊び名人」になろう! 岡田哲也のおもちゃの時間

「円錐積み木」は色・形・穴でとことん遊べる積み木!

2020.08.07

【動画】自由な発想で1つのおもちゃから遊びを広げ、子どもともっと楽しみましょう。ZOOMセミナーの開催も決定!

「円錐積み木」は色・形・穴でとことん遊べる積み木!

こんにちは。東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタントの岡田哲也です。

「このおもちゃは、このように遊ぶもの」と決めつけてはいませんか?
子ども達が遊びの中で見つける「小さな発見」に気付けない原因は、もしかしたら、私たち大人の固定観念にあるのかもしれません。

子どもが見つけた遊び方に対して、「そうやって遊ぶものではないでしょう」ではなく、「楽しそうな遊びを考えたね」と肯定できる大人でありたいですね。

今回ご紹介する「円錐(えんすい)積み木」は、シンプルですが、さまざまな遊びに発展できるおもちゃです。どんな遊びが広がるでしょうか?





組み合わせを変えてみよう(1) 「円錐積み木」

今回のおもちゃ:円錐積み木(グリムス)

丸くて穴が開いている積み木10個。それぞれ色と大きさが違います。
大きい順に棒にさしていくと、円錐の形になりますが、ばらばらに積んでも面白い おもちゃです。

※画像は旧タイプの円錐積み木です。

遊びを広げるポイント1: 色と形に注目する

棒に積み木をさしたり抜いたりという遊び以外にも、いろいろな遊び方が考えられます。
1つずつの色や形に注目してみましょう。
例えば、ころころと転がしたり、独楽のように回転させたり、組み合わせて積んで形を作ったりすることもできます。

遊びを広げるポイント2: 棒にささない遊びもできる

積み木を棒にさす、ささない、と繰り返していくと、おもしろい形ができます。 「こうしたらどうなると思う?」と問いかけながら、いろいろな積み方を試してみましょう。

Let's try ! あなたも遊び名人: 穴を使った遊びを考えてみよう

積み木の「穴」に注目して、遊びを考えてみましょう。
皆さんだったら、この穴を使って、どんな風に遊びますか?
何かに見立てることはできるでしょうか?

こうしたタイプの、穴の開いたおもちゃをお持ちの方は、ぜひ遊びを生み出してみてください。

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岡田 哲也
執筆者東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタント
岡田 哲也
東京おもちゃ美術館では展示・イベント等の企画、運営に携わっています。また、「おもちゃインストラクター」「おもちゃコンサルタント(通学/Eラーニング)」養成講座の講師として、全国でおもちゃを使ったあそびの研究・実践・ワークショップを担当。NHK Eテレ『まいにちスクスク』などメディアでも遊びアイデアをご紹介しています。駒沢女子短期大学・植草学園大学 非常勤講師。

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