遊ぶ【連載】明日がちょっと楽しみになる!おもちゃと遊びの話

お手玉の技と遊び方【基本編】 まずはお手玉1つから

2021.08.13

お手玉遊びは、難しい技ができなくても楽しめます。6つの基本動作とわらべうたに合わせた遊び方をご紹介。

お手玉の技と遊び方【基本編】 まずはお手玉1つから

「お手玉遊びをしてみたいけれど、2つ、3つを投げ上げる技をマスターするのは難しそう・・・」と思っている方はいませんか?

大丈夫です!お手玉は1つからでも充分楽しめます。

この記事では、お手玉遊びの基本動作と、お手玉1つでもできる「あんたがたどこさ」の遊び方をご紹介します。
一人でも、みんなとでも、子どもも大人も一緒に遊べますよ。

お手玉遊び 基本の動作6つを覚えよう

投げ上げたり、受けたり、反対の手や隣の人に渡したり、お手玉1つでできる基本的な動作を練習して、マスターしましょう。

*にぎる
手のひらを上にしてお手玉を握ります。まずは、握ってお手玉の重さや感触を確認しましょう。

*上にあげる
手のひらにお手玉をのせ上に投げあげます。最初は低く投げ、慣れてきたらより高く、まっすぐあげる練習を。

*受ける
投げ上げたお手玉を手の平で受けます。手を上から下に少しだけ動かしながら受けると衝撃が和らぎます。

*手の甲にのせる
手の甲にお手玉をのせます。指先を伸ばして甲を反らすようにすると、安定します。

*つかむ
上から落ちてくるお手玉をつかみとります。頭の高さあたりでつかむようにするとやりやすいです。

*わたす
お手玉を右手から左手、左手から右手に渡します。一人でできたら複数で、相手の手に渡す練習を。

ステップアップ!お手玉2つで「投げ玉」に挑戦

両手の手のひらにお手玉をのせます。おへそより少し高い位置で持つとやりやすいです。

右手でお手玉を投げ上げ、左手から右手に渡し、右手で投げ上げたお手玉を左手で受けます。これの繰り返し。

難しそうに見える技も、基本の動作の組み合わせです。
すいすいできるようになったら、難易度UPのこんな技にも挑戦してみましょう。

*片手で2つ(難易度 ★★)

片手で2つのお手玉を持ちます。ひとつを投げ上げ、落ちかけたらもうひとつを投げ上げます。
最初のお手玉を同じ手で受けて投げ上げ、受けて投げ上げをくり返します。

*3つで「投げ玉」(難易度 ★★★)

右手に2つ左手にひとつ持ちます。右手のひとつを放物線を描くように高く投げ、それが落ちかけたらもうひとつを投げ上げます。
左手のひとつを右手に移し、最初のお手玉を左手で受け、右手のひとつを投げ上げます。
これをくり返します。

わらべうた「あんたがたどこさ」に合わせたお手玉遊び

だれでも知っているわらべうた、「あんたがたどこさ」に合わせて遊んでみましょう。
ひとりでも大勢でも楽しめます。

*ひとり×お手玉1つで

「あんたがたどこさ」を唄いながら、お手玉1つを投げ球をして、「さ」になったら右手の甲の上にお手玉をのせます。この要領で曲の最後まで。

*ひとり×お手玉2つで

唄いながら、お手玉2つで投げ玉をします。
「こ」で上げたら両手を背中に回し、左手に持っていたお手玉を右手に渡します。
「さ」で両手を前に戻し、落ちてくるお手玉を左手で受けます。この要領で曲の最後まで。

*みんな×お手玉1つずつで

隣の人にお手玉を渡せる距離をとって、みんなで輪になって座ります。
全員右手にお手玉をもち、「あんたがたどこ」の間は、左手の手のひらを、お手玉を持った右手でとんとんたたきます。
「さ」で右隣の人の左手のひらに渡す。これを唄いながら曲の最後まで繰り返します。

右回りができたら、左回りをやってみても楽しいですね。いろいろなバリエーションを考えてみましょう。

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いかがでしたか?

お手玉遊びを楽しむなら、お手玉を手作りしてみるのもおすすめです。
昔ながらの「座布団型」お手玉の作り方は、こちらの記事をご覧くださいね。

お手玉の作り方と中身 座布団型お手玉を作ってみよう

              

座布団型お手玉の作り方と中身

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※この記事は雑誌「おもちゃで遊ぼう」VOL20の記事を再構成したものです。
監修:田村洋子(日本わらべうた協会 理事長)/イラスト:横川八千惠/文:根本純子

goodus 編集部
執筆者goodus編集部
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