11月6日、東京おもちゃ美術館にて、全国のおもちゃコンサルタントたちが推薦・投票によって選ばれたグッド・トイ2022の授賞式が行われました。

授賞式当日は、7名のおもちゃコンサルタントが、イチオシのおもちゃの推しポイントを熱く語るプレゼン大会も行われました。
子どもたちがどんなふうに遊んでいるか、どんなふうに遊びを広げられるか、などなど、どのプレゼンにもおもちゃの魅力が満載。

そこでgood usでは、そんなプレゼン大会から、７名のおもちゃコンサルタントがイチオシするグッド・トイをシリーズでご紹介します。

今回のイチオシおもちゃ
かくれんぼパズル／山のくじら舎（高知県）
2022年グッド・トイ＆林野庁長官賞　受賞

イチオシする人
おもちゃコンサルタント／保育士　　平山雄大さん

「かくれんぼパズル」は、高知県産のヒノキ・スギで作られたおもちゃで、「さとやま」「うみべ」「きょうりゅう」の種類があります。
木の葉や貝殻、たまごの中で、生き物たちがかくれんぼ。かわいい生き物たちの造形、木の香り、肌触りなど、自然の豊かさを五感で感じられます。

現在、保育士として3～5歳児クラスを受け持っている平山さんは、子どもたちが「かくれんぼパズル」でどんな遊びを発見したかを生き生きと語ってくれました。

園児が見つけた！「かくれんぼパズル」の魅力その１
見て、触って、嗅いで楽しむ

平山さん：
「何といっても見た目の可愛さが魅力で、子どもたちが思わず手を伸ばしたくなります。
そして、触ってみると、すべすべの手触りです。
また、子どもたちは、パーツを鼻に近づけて、『木のいいにおいがする！』と気が付きました。お友達がにおいをかいでいる姿を見て、言葉の出ない子も真似っこ。木の香りを感じて、私に笑顔を見せてくれました。」

園児が見つけた！「かくれんぼパズル」の魅力その２
遊びたくなる「くぼみ」

平山さん：
「このかくれんぼパズルは、たまごや木の葉の下に生き物が隠れている、二層構造になっているので、一般的な型はめパズルよりくぼみが深めです。
子どもたちはこのくぼみに注目しました。他のおもちゃを持ってきて、どれが入るか、何個入るかを確かめはじめました。
『5個入ったよ！』なんて報告してくれた子も。
数や量の概念を理解する遊びが生まれていました。」

園児が見つけた！「かくれんぼパズル」の魅力その３
みんなでワイワイ！ごっこ遊びに発展

平山さん：
「パズルは一人で集中して遊ぶものと思われがちですが、このパズルは、みんなで遊ぶこともできました。
生き物パーツを使って、カブトとクワガタを闘わせたり、お話を作ったり、ごっこ遊びをすることもできます。」

まとめ

平山さん：
「かくれんぼパズルは、生き物たちを『みーつけた！』とするパズルですが、 私は、このパズルによって、五感を使って遊びを探求する子どもたちの『笑顔』と『関わりの広がり』を見つけることができました！ 」

* * *

子どもたちの笑顔やにぎやかな声が聞こえてきそうな平山さんのプレゼンでした。
グッド・トイ2022＆林野庁長官賞を受賞した「かくれんぼパズル」の詳細は、こちらをご覧ください。

かくれんぼパズル／山のくじら舎（高知県）

【その他の受賞おもちゃはこちらから】

プレゼン大会の模様は、YouTubeで公開中です！