遊ぶ【連載】日本全国おもちゃ人名鑑 

広島のスタジオから全国へ届け! ―ラジオパーソナリティー、おもちゃコンサルタント田賀陽子さん

2019.07.05

おもちゃ・遊びについてもっと多くの人に伝えたい!田賀さんが見つけた方法は、インターネットラジオでした!連載第2回。

広島のスタジオから全国へ届け! ―ラジオパーソナリティー、おもちゃコンサルタント田賀陽子さん

今日は広島のスタジオに来ています。

広島市八丁堀のスタジオに、ラジオのパーソナリティーであり、おもちゃコンサルトであり、児童館勤務と多才な田賀陽子さんがいらっしゃいました。

田賀さんは、長年幼稚園教諭をされていましたが、児童館に移ったことで年齢層が上がり、遊び方や子どもの生活背景に、毎日ビックリすることばかり! それが改めておもちゃや遊びについて考えるきっかけになったそうです。

児童は園児と違って、遊びの内容、行く場所などを一人で判断することが多くなります。中には、夜遅くなっても遊んでいる子どももいました。家庭の事情や、本人が抱えている問題に衝撃だったそうです。

そんな時に、「ラジオで、声で、話で伝える」という手段を見つけ、遊びについて伝える助けになるのでは・・・と気がついたとのこと。

そのラジオは、「ゆめのたね」というインターネットラジオ局で、月曜日の21:30~22:00放送の「ヨルノオヒサマ」。田賀さんはYocco(ヨッコ)の名前でパーソナリティーを務めています。

番組は毎回ゲストを迎え、30分、カフェテイストで気軽に、時には真剣に遊びや、おもちゃのことを話題にするプログラムです。こども・あそび・おもちゃが大好きな田賀さんが、リスナーの皆さんに小さな楽しみを届けるべく奮闘しています。
ゲストとして子ども演劇・遊び活動に携わる多田純也さんや、私、おもちゃコンサルタントマスターの高田も出演しました。

田賀さんが感じたことは、ラジオやインターネットは、日常生活で交わりのないジャンルの方へ「拡散力」がスゴイ。通常の生活や仕事の範囲では考えられないほどの伝わり方をすることに驚いたそうです。

また、言葉で「人に伝える」ということもそうですが、メールでリアルな「反響がもらえる」ことにより、自分の考えの整理ができ、しっかり向き合えるということの効果に気がついたそうです。

その効果か…、児童館の子どもたちが、自分を仲間の1人とおもってくれ「うれしい」「たのしい」「やったネ!」を共有できるシーンが多くなったことがやりがいになっているそうです。

広島市は小学校区に1館児童館があるという環境ですが、遊びの質やおもちゃの使い方で気にかかることがまだまだあるそうです。

田賀さんはこれから、ラジオ番組「ヨルノオヒサマ」を通して、もっともっと多くの人たちに遊びの楽しさ・大切さを伝えたいそうです。
また、「人と人をつなげる」おもちゃの力を発揮できる「子育て支援のちびっこ広場」や「大人も楽しめるゲーム大会」なども開催したいと話してくれました。

番組PRです。
「ヨルノオヒサマ」は、インターネットラジオ「ゆめのたね」にて 月曜日21:30~22:00放送。
①放送時間になったら、「ゆめのたね」サイトへ。
②黄色の枠の「中四国・沖縄チャンネル」をクリックしてください。

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高田まさき
執筆者おもちゃコンサルタントマスター、おもちゃ学芸員
高田まさき
「外を見よう、よそを見よう」のスタイルで、木育や人のつながりを大切にする方策を日々模索。東京おもちゃ美術館では、オープン時からおもちゃ学芸員としてボランティアを続け、「科学おもちゃパフォーマンス」のイベントで、館内のおもちゃの隠れた魅力をお客様に伝えています。木育インストラクター、アクティビテイ ディレクターの資格も取得。 facebook : https://www.facebook.com/profile.php?id=100004043943455

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