育む【連載】子どもと一緒にできる! おもちゃの収納術

お悩み解決! 散らからないおもちゃ箱を作ろう

2019.02.15

おもちゃ箱がしまいにくい・探しにくいと、かえって散らかる原因に?ちょっとした工夫で解決しちゃいましょう。連載最終回。

お悩み解決! 散らからないおもちゃ箱を作ろう

おもちゃを片付けるとき、とりあえずおもちゃ箱に放り込むという方は多いと思います。でも、そうすると次に遊ぶとき、おもちゃが見つからなかったり、なくなったり、使いづらいことがあります。
ちょっとした工夫で、イライラしない、使いやすいおもちゃ箱になります。身近にあるものも活用して、お片付けを楽にしちゃいましょう♪

仕切る

出し入れしているときにおもちゃが倒れてきたり混ざってしまうとストレスを感じるので、それを解決する為に仕切りましょう!

大きなボックスもこのように仕切ると、探しやすく戻しやすいおもちゃ箱になります。
中身のおもちゃは年齢と共に変化していくので、ブックエンドや布製ケースなど都度対応できるものがオススメです。特にブックエンドは大きさも様々で、洋服やタオルの仕切りなどにも使えて便利です。
牛乳パックで仕切りを作って試してみてから収納グッズを購入するなど、工夫してみて下さい。

絵本の場合も同じです。小さな子は両手を使っての作業が難しいので、写真のような仕切りを使うと、スムーズにお片付けができます。

まとめる

目的のおもちゃを探して他の物をポイポイと出すうちに余計に散らかってしまうという光景をよく見かけます。 なくしてしまわないためにも、細かいパーツが多いおもちゃなどはまとめておくとよいです。

このようにしておくと、箱にキチットしまうのが苦手な子でも簡単にお片付けができるようになります。チャック付きの袋が役立ちますよ。形をそろえたいのであればハードなファイルボックスもオススメです。ラベリングをしておくと中身がわかりますね。また、まとめておくとすぐ持ち運びもできるので便利です。

「先片付け」で、ざっくりと

増やさないようにと気を付けていても、手作りの作品やファストフードのおまけなど、予定外のおもちゃが入ってきますよね。
急に入ってきたおもちゃにその都度定位置を決めるのは大変なので、あらかじめおもちゃ箱を作っておくとよいです。先に片付け場所を作っておくので「先片付け」というわけです。

予定外のおもちゃに限っては、入ってきたら、細かく分けずにその箱にざっくり、ポイッと入れてしまいます。いっぱいになったら仕分けて別のおもちゃ箱に移したり、手放したりと、子どものおもちゃスペースを広げないことが大事です。

これらは一例です。しかし、おもちゃ箱にちょっとした工夫をするだけでも格段に片付けやすくなります。
その子の性格ややり方、お家の間取りやライフスタイルに合わせて作り方を変えて、「仕切る」、「まとめる」、「先片付けでざっくりと」を試してみて下さい。お片付けを楽に、遊ぶことを楽しんでくださいね♪

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副島 千尋
執筆者整理収納アドバイザー・おもちゃコンサルタント
副島 千尋
整理収納アドバイザーの資格を取得し「ととのyell」を設立。個人宅の整理収納サービス各種セミナー講師として活動中。大学で子供の絵本、心理の研究をしていたことから子供のお片付けに力を入れて活動している。

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