遊ぶ【連載】子どもと楽しむ「遊び名人」になろう! 岡田哲也のおもちゃの時間

箱の中身はなあに?想像してみると更に楽しい「ツミニー」

2020.09.18

【動画】トラックに次々に荷物が積み込まれる楽しい仕掛けのおもちゃ。どんな荷物かな?想像すると更に遊びが広がります!

箱の中身はなあに?想像してみると更に楽しい「ツミニー」

こんにちは。東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタントの岡田哲也です。

目に見えないものは、この世に存在しないという訳ではありませんよね。
目には見えないけれども確かにあるもの、それを色々なカタチで感じることができたら、子どもの世界は広がっていきます。

絵本の「想像力」と、おもちゃの「創造性」を合わせて、目には見えないものを感じてみませんか?





見えないものに思いをはせる絵本とおもちゃ(1)「ツミニー」

今回のおもちゃ:Tuminy〔ツミニー〕(こまむぐ)



車庫の上から積み木を入れます。トラックをバックさせて準備完了。発車すると、荷台の上にいろいろな色の積み木が載っているという楽しい仕掛けのおもちゃです。

積み木を入れているときから、何かが始まりそうなワクワク感があります。
トラックが車庫に入った時の音も心地よく、繰り返し何度も遊びたくなりますね。

積荷の中身をイメージしてみる

このおもちゃのそばに置きたい絵本をご紹介します。

今回の絵本:『ちっちゃなトラック レッドくん』 みやにし たつや 作・絵 /ひさかたチャイルド

トラックの「レッドくん」が、赤ちゃんが生まれたうさぎさんにお届け物を運びますが、行く先々でさまざまなトラブルが・・・という物語です。

この絵本を親子で読んだあと、このおもちゃの遊び方が変わってきました。そんな出来事がありました。

ツミニーは、積み木を入れる、荷物を運ぶという繰り返しだけでも楽しいのですが、この絵本を読んだ後には、親子で一緒に荷物の中身や、誰に届けるか想像して遊ぶようになったのです。
どんな荷物なのか、誰に届けるのかを考えるだけで、同じトラックと積み木でも、見え方が変わってきますよね。

Let's try ! あなたも遊び名人: おもちゃの世界にある法則を見つけてみよう

おもちゃの世界には、実は共通の長さや大きさというものがあるんです。
具体的には、積み木のサイズや、電車のレールの幅など。

このツミニーの積み木は、4㎝角です。
皆さんの家に、同じサイズのおもちゃはあるでしょうか?探してみてくださいね。

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9月・10月は、毎週土曜日に開催!ZOOM版「おもちゃの時間」

おもちゃの遊び方は1つじゃない! おもちゃの「アレンジ力」を身につけて、子どもと遊ぶ時間をもっと楽しみましょう。

ZOOM版では、『想像力』をテーマにしておもちゃで遊んだり、
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おもちゃ・遊びに関心のある方は、どなたでも無料でご参加いただけます。

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大人が遊び心を持って関わることで、子どもの遊びは豊かになります。

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講師の岡田哲也がオンラインで開催、もしくは、皆さまの職場やイベント会場へ参ります!
詳しくは「認定NPO法人 芸術と遊び創造協会」までお問い合わせください。

次回は、9/25公開予定です≫≫≫

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岡田 哲也
執筆者東京おもちゃ美術館ディレクター、おもちゃコンサルタント
岡田 哲也
東京おもちゃ美術館では展示・イベント等の企画、運営に携わっています。また、「おもちゃインストラクター」「おもちゃコンサルタント(通学/Eラーニング)」養成講座の講師として、全国でおもちゃを使ったあそびの研究・実践・ワークショップを担当。NHK Eテレ『まいにちスクスク』などメディアでも遊びアイデアをご紹介しています。駒沢女子短期大学・植草学園大学 非常勤講師。

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遊ぶ育む2020.09.18