遊ぶ【連載】季節を楽しむ、日本の色いろ

11月[霜月・NOVEMBER]/みのむしツリーをつくろう!

2019.10.18

木々が赤や黄色に色づく11月。くるくる回る動きが楽しい「みのむしツリー」を作って飾りましょう!連載第9回。

11月[霜月・NOVEMBER]/みのむしツリーをつくろう!

◇ 紅葉“狩り”?

霜が降りる頃なので「霜月」と呼ばれている11月。秋もすっかり深まり、色付く木々がきれいな季節です。
春の桜は“お花見”と呼ばれているのに、秋の紅葉はどうして“紅葉狩り”なんでしょう?「狩る」という言葉は獣を捕らえる意味で使われていましたが、狩りをしない貴族が現れたため、紅葉や花を眺める意味でも使われるようになっていったそうです。

◇ 1111の記念日

11月11日は、「煙突の日」「チンアナゴの日」「サッカーの日」等など、記念日がとても多い日!
その中のひとつに「電池の日」があります。11を漢字で書くと“十一”乾電池のプラスとマイナスを組み合わせると十一に読めることから制定されたそうです。自然災害もとても多くなっています。いざという時に困らないように、乾電池も備えておいてくださいね。

◇ 小春日和はいつ?

秋になると可憐なコスモスの花や華やかな菊の花にふと目がとまります。時候の挨拶に使われる「菊薫る」という言葉からも秋を感じます。
「小春日和」という言葉、勝手に春を表す言葉だと思い込んでいましたが、こちらは晩秋から初冬の穏やかな日を表す秋の季語。春のうららかな日は「春日和」や「春日遅遅(しゅんじつちち)」などの言葉で表現するそうです。季節毎の日本の言葉、素敵ですね。

◇ 11月にちなんだ日本の伝統色

木賊色[トクサイロ]

くすみある渋い緑色。かつて木賊はどこでも見かけられる植物だった。茎はとても堅く、乾燥させてサンドペーパーのように使われたため「砥草」とも書く。

胡桃色[クルミイロ]

明るく渋みある橙色。食用・薬用にもされている胡桃の実。樹皮や実の皮などは染料としても使われていた。実を2つ使うと、手指を動かすおもちゃとして楽しめる。

承和色[ソガイロ]

少しくすみある鮮やかな黄色。名前の由来は、平安の頃にこの菊の花の色を好んだ天皇の年号「承和(じょうわ)」が転じた。「じょうわいろ」とも言う。その頃から長寿の花とされていた菊。食用菊は、ビタミン類など栄養たっぷり。解毒作用などもあるそう。

◇ 11月の工作・みのむしツリーをつくろう!

くるくると揺れるみのむしツリーを作りましょう!胡桃色に見立てた茶色の木に、みのむしをたくさん飾りましょう。小さなお子さんと制作される場合は、おうちの方がサポートしながら一緒に作業してあげてくださいね。

材料

・ 色画用紙(茶色・B4サイズ) 1枚

・ お好みの柄の紙(折り紙、包装紙、チラシ、新聞など数種類) 適量

・ ひも(30cmくらい) 1本

・ 丸シール(白・みのむし1つにつき2枚使用)※ここでは2cmと1.5cmのサイズを用意しました。

道具

・お皿(23cm位のもの)

・えんぴつ

・はさみ

・目打ち

・油性マジック

・スティックのり

作り方

1.色画用紙にお皿(ここでは23cm程の紙皿を使用)を置き、えんぴつで型をとる(①)。
線に沿って円形に切り抜き、らせん状に切りこみを入れる。中心の部分にひもを通す穴を開けておく(②)。

2.①で残った紙の短辺を幅2.5cm位で切り、4つ折りにして切る。みのむしの土台になる(③)。
用意したお好みの紙をびりびりとちぎる。様々な大きさを用意する(④)。

3.③の土台に④で用意した紙をスティックのりで貼り付けて、みのむしをつくる。この時、下から貼っていくときれいに仕上がる(⑤)。
4つとも同じように仕上げる(⑥)。

4.1で作ったらせん状の紙に、丸シールでみのむしを貼り付けていく。丸シールが目の部分になる。マジックで目や口などを描いて表情を作る(⑦)。
中心部の穴にひもを通す。穴より大きめの結び目を作り、結び目を引いて穴のところで止まったら白の点線部で下へ折り曲げ、結び目がとれないようにのりでしっかり貼付ける(⑧)。

5.中心部を持ち上げ吊り下げたら、みのむしツリーの完成!

・らせん状に切り込みを入れていく時は、幅があまり細くならないようにご注意ください。細いと切れやすくなってしまうのと、みのむしを貼付けにくくなってしまいます。
・吊り下げ用のひもは毛糸を使いました。他のものでも大丈夫です。
・みのむしの飾りつけには、今回は紙だけ使用しましたが、糸や毛糸、ポンポンなど軽めの素材でしたら自由に飾りつけてみてくださいね。

らせん状のツリーが揺れて、くるくる回ります。自分好みのみのむしを作って、お部屋に飾ってみてくださいね!

≪次回の公開は2019年11月15日予定です≫

≪≪≪前回の記事はこちらから!

遠藤 祐子
執筆者グラフィックデザイナー、フェルトワーク作家、おもちゃコンサルタントマスター
遠藤 祐子
「あそまめ創作教室」を主宰。子どもから大人までを対象に、絵画・造形の楽しさを伝える講師としても活動。

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