遊ぶ【連載】季節を楽しむ、日本の色いろ

9月[長月・SEPTEMBER]/ニャンでもカーを作ろう!

2019.08.23

9/29は「招き猫の日」!縁起物として人気の招き猫にちなんで、ネコのおもちゃを作ってみましょう!連載第7回。

9月[長月・SEPTEMBER]/ニャンでもカーを作ろう!

◇ 9月は秋のはじまり

8月が終わると急に涼しさを感じます。9月9日には五節句のひとつ「重陽(ちょうよう)の節句」があります。奇数を陽の数とし、9が重なるこの日はたいへんおめでたい日とされていました。菊の節句とも言われていて、華道の世界でも大切な日とされているそうです。

◇ 月を愛でる

9月になると月がことさら美しく感じる季節になります。「中秋の名月」とも呼ばれる満月が出る日・十五夜です。十五夜は稲穂に見立てたすすきを飾り、神様をお招きします。収穫した作物やお団子をお供えして月にお礼をする行事です。美しい月を眺めながら、健康や幸福を祈る日です。

◇ 9/29は招き猫の日!

くる[9]ふ[2]く[9](来る福)の語呂合わせから、この日が記念日に制定されたそうです。招き猫は日本で生まれた縁起物。由来は諸説ありますが、蚕を食べてしまうネズミを退治してくれる猫が養蚕の縁起物でした。養蚕業が衰退してからは商売繁盛の縁起物となり、今でも親しまれています。 三毛猫がモチーフとされていましたが、近年では多くの色が普及し、それぞれの色に込められた願いがあるそうです。

◇ 9月にちなんだ日本の伝統色

竜胆色[リンドウイロ]

明るい紫色。日本が原産地のりんどうは秋を代表する花のひとつ。根が漢方の熊の胆より苦いため“竜の胆”と言われるようになり、竜胆となったとされている。

月白[ゲッパク]

青みのある白。月が美しく見える秋。月の色の見え方の違いは月の高度によるもの。高いと白く、低いと黄色く見える。

茜色[アカネイロ]

強みある沈んだ紅赤色。アカネ科のつる草の根を染料として染められた色。歴史は古い。この時期の夕暮れ時の空の色を形容する言葉でもある。

◇ 9月の工作・ニャンでもカーを作ろう!

招き猫にちなんで、動かして遊べるニャンでもカーを作りましょう。月白にちなんで、福を運ぶ白猫にしました。小さなお子さんと制作される場合は、おうちの方がサポートしながら一緒に作業してあげてくださいね。

材料

・ 紙皿(15cm位) 1枚

・ ペットボトルキャップ 4個

・ 竹串 4本

・ モール 1本

・ 約8cm四方の色画用紙 1枚(モール、色画用紙はお好みの色で)

※あればアイロンビーズ 4つ

道具

・はさみ

・カッター

・穴開けパンチ

・目打ち

・油性マジック

・定規

作り方

1.[1] 紙皿を半分に折る。折った中心からフチへ7cm位のところをカットする(①)。
車部分用の穴を作る。カットしたところから上に7mm、左右それぞれフチから2.5mmのところに印をつけ、穴をあける(②)。
〈穴あけのコツ〉穴開けパンチの底を外し、つけた印が見えるようにして穴をあける(a)。穴をあけたら、そこから向こう側へ同じ位置になるように印をつけ穴をあける(b)

2.穴をあけたら顔部分用の切り込みとしっぽ用の穴を開ける。切り込みは半分に折ったまま、前から1.5cm位の位置にはさみで1cm位の切り込みを入れる。
しっぽ部分は一度開いてから、切り込みとは反対のところにフチから1.5cm位のところに穴を開ける(③)。

3.車部分を作る。ペットボトルキャップに竹串が通るくらいの大きさの穴をあける(④)。竹串のとがっていないほうから長さを測り6.5cmの位置に印をつけ、印のところにカッターを垂直にあて、竹串を転がす。1周したら、印のところを指で折る(⑤)。切り口をカッターで削り、整える。

4.竹串にペットボトルキャップを通し車にする。片方ができたら紙皿に通し、反対の車も取り付ける。アイロンビーズがあれば、竹串の先を保護するように差し込んでおく(⑥)。
※ペットボトルキャップの穴は、しばらくすると縮んできて穴がしまってきます。
モールを尻尾にする。形は自由。(ここでは鉛筆に巻き付けくるくるとクセをつけました)穴からモールを差し込み、端は巻き付けて固定する。

5.色画用紙に顔を描く。周りをカットして、切り込みに差し込む。ニャンでもカーの完成!

・「ニャンでもカー」は猫の顔の絵にしましたが、お好きな動物にして色々な車にしてみてください。
・ モールの先や、カットした尖っている竹串の余りなどにお気をつけください。
・ ころころとよく走ります。自分の作品でレースをして遊ぶこともできます。

紙皿部分にも絵や柄を描いたり、色を塗ったりして、オリジナル作品になるように工夫してみてくださいね。

≪次回の公開は2019年9月20日予定です≫

≪≪≪前回の記事はこちらから!

遠藤 祐子
執筆者グラフィックデザイナー、フェルトワーク作家、おもちゃコンサルタントマスター
遠藤 祐子
「あそまめ創作教室」を主宰。子どもから大人までを対象に、絵画・造形の楽しさを伝える講師としても活動。

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遊ぶ暮らす知る2019.08.23