日々の暮らしに言葉の遊びを! 子育てに楽しい昔話!
2019.01.18
昔話のセリフなどを暮らしの中に取り入れると、お話の主人公になったみたいで楽しい! 連載第5回目。
子どもたちが絵本などで知っている昔話の「だれもが知っているストーリイ」「キャッチーなフレーズ」「楽しい繰り返し」を暮らしの中に取りいれて親子で遊びましょう。昔話を取りいれての会話遊びは子育てを楽しくしてくれます。
今回は昔話を使った小さな言葉のやりとり遊びを三つ紹介します。
「おおきなかぶ」引っ張りあそび
「おじいさんがカブをうえました。」で始まるロシア民話。繰り返しが楽しいお話。
着替えの時に「うんとこしょ、どっこいしょ!」と掛け声をかけて遊びましょう。お風呂に入るのが嫌!などという時にぜひ!
トレーナーやシャツを「うんとこしょ、どっこいしょ!」と引っ張りながら脱がせていき、全部脱げたら「とうとうカブが抜けました!」としめくくります。
「カブを洗いましょう。ゴシゴシ!」と体を洗ったり、「カブ、カブ、煮えたかな?」と湯船に浸かったり、お風呂の時間がお話でグッと楽しくなりますよ!
「金の斧」落し物あそび
イソップ寓話。泉に落とした斧を女神様が「あなたの落としたのはこの金の斧ですか?」と聞きます。きこりは「私の落としたのは鉄の斧です」と正直に答え褒美に金の斧を得ます。嘘つきなきこりは鉄の斧までも失います。
小さい子どもがトミカを落とした時に「あなたが落としたのは金のトミカですか銀のトミカですか?」と聞くと、嘘をついてはいけないのがわかっていても「金のトミカです!」と答えたりするので面白いですよ。
また、うっかり落としたお箸に「あなたの落としたのはこの金のお箸ですか?」と聞くのも非日常で面白いですし、靴下を脱ぎっぱなしにした子に「あなたの落としたのはこの臭い金の靴下ですか? それともこの臭い銀の靴下ですか?」と聞くのも叱らずに靴下を片付けさせるいい方法かも。子育てには時として、ちょっとしたユーモアが有効です。
「ももたろう」桃ひろいあそび
いわずと知れた日本昔話。流れてきた大きな桃を拾って持ち帰ったおばあさんは、玉のような男の子を得て桃太郎と名付けます。桃太郎は立派に育ち鬼退治をしました、というのがあらすじ。
あそびは子どもの前で「どんぶらこっこと大きな桃でも流れてこないかしらぁ?」とつぶやいて始めます。子どもが「どんぶらこっこ、どんぶらこっこ」と流れてきたらそれをワシっと捕まえるあそび。「大きな桃だこと!」などといって抱えて運ぶスキンシップあそびです。包丁で切ろうとすると笑いながら逃げる桃やモソモソくすぐったがる桃もいて面白いですよ!
気に入ったあそびはお友達にも教えてあげてくださいね!
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【連載】親子で楽しむあそびのタネ!おもちゃのタネ!
遊ぶ育む暮らす2019.01.18