遊ぶ【連載】メビウスママのボードゲームのおはなし

ドイツ、ニュルンベルクに行ってきます!

2019.02.08

ボードゲームのお話、連載最終回の話題は、ドイツのニュルンベルクで毎年開かれる、世界最大のおもちゃの見本市です!

ドイツ、ニュルンベルクに行ってきます!

みなさんこんにちは、メビウスママです。
毎年1月下旬から2月上旬にかけてドイツのニュルンベルクで開催される世界最大のおもちゃの見本市Spielwarenmesse(シュピールヴァーレンメッセ)に今年も行きます。2019年の会期は、1月30日から2月3日です。実はこの記事は出張前に書かせてもらいました。

ニュルンベルクはドイツ南部バイエルン州に位置する都市で、クリスマスマーケットや古城街道の町、おもちゃの町としても有名な観光都市です。また地の利も良く商業都市としても古くから栄えた町です。
ニュルンベルク中央駅の北側には全長5kmと言われる城壁に囲まれた旧市街があります。旧市街の奥にはカイザーブルク(Kaiserburg)皇帝の城と名付けられたお城もあります。第二次世界大戦では連合軍の爆撃を受け町のほとんどが壊滅しますが、ニュルンベルクの企業と市民の手で復元され「奇跡の復興」を遂げます。
戦後ニュルンベルク裁判と言われる国際軍事裁判も開かれ戦争歴史に町の名を残してしまいます。しかし負の遺産と対峙する中で1950年から毎年おもちゃの見本市Spielwarenmesse(シュピールヴァーレンメッセ)は、このニュルンベルクで開催されています。
今年は70周年の記念の年を迎えています。70周年を祝いながら開催されるという今年のシュピールヴァーレンメッセが楽しみです。

メッセ会場はニュルンベルク中央駅からU-Bahn(地下鉄)で6駅、20分弱で到着します。
展示品はぬいぐるみ・人形・鉄道模型・プラモデル・知育玩具に文房具・ベビー家具にベビーカー・子ども用の三輪車や自転車などなど多岐にわたります。そして出来上がったぬいぐるみや人形だけでなく、そのパーツの専門業者たとえば人形の瞳のパーツ専門業者の出展もあります。それだけに出展企業によってはとてもデリケートな情報も展示しているのでむやみな写真撮影は厳禁です。またメッセ内には保育園も併設されており仕事をする女性を支えることにも抜かりはありません。

メッセは18ホールで、総展示面積は170000平方メートルもあります。東京ビッグサイトの約1.8倍の展示面積規模で開催されている世界最大のおもちゃの見本市です。(2018年実績:来場者数71000人、出展企業:約2900)

メッセ会場のホール10(ホール10は2階建)にほとんどのゲームメーカーが出展しています。しかしメーカーの出展カテゴリーが異なるのと、ホールが異なりますので、広い会場を別のホールへと移動します。ホールのエントランスやホールとホールをつなぐ連絡通路には可愛い屋台が出ています。ニュルンベルクの伝統菓子レープクーヘンやチョコレートなどお土産物を売っています。

メビウスママがニュルンベルクで1日を過ごすと万歩計は20000歩近くを示します。1日たっぷり歩いて疲れた体を癒してくれるのが、ニュルンベルガーと呼ばれる香草がたっぷり練りこまれた、ニュルンベルク名物の焼きソーセージです。このソーセージとビールで1日を締めくくるのがメビウスママ流です。 そんなSpielwarenmesse 2019を楽しみながら仕事をしてきます。

今回でメビウスママのボードゲームのお話は終了です。皆さんの暮らしの中で、ご家族や親しいお仲間との楽しみ方の一つに、ボードゲームが取り上げられていましたら幸いに思います。

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メビウスママ(能勢真由美)
執筆者「メビウスゲームズ」女将、おもちゃコンサルタント
メビウスママ(能勢真由美)
水道橋にあるメビウスゲームズの看板女将。著書:メビウスママのエッセンシュピールガイドブック(スモール出版) フリーペーパー:ボードゲーム情報誌「メビテン!」をテンデイズゲームズの女将と配信中!

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