集まる【連載】メビウスママのボードゲームのおはなし

ボードゲームの強豪国 日本

2018.11.16

オセロの世界大会で、日本の小学生が優勝! 実は他にも、日本にはボードゲームのチャンピオンがいるんです。連載第3回。

ボードゲームの強豪国 日本

オセロの世界チャンピオンは、日本の小学生!

みなさんこんにちは、メビウスママです。

10月9~12日にチェコの首都プラハで、第42回世界オセロ選手権(42nd World Othello Championship)が開催されました。その大会で「日本の11歳の少年が36年ぶりに最年少優勝記録を塗り替えて優勝した」と興奮気味なニュースが流れたことは、記憶に新しい出来事です。
しかしオセロだけが世界一の座にあるわけではありません。ほかにも様々なボードゲームの世界チャンピオンが、日本には存在しています。そんなお話をちょっとしてみましょう。

誰でも1度は遊んだことがあるオセロ

では今一度オセロのお話です。
オセロは8×8のマス目がある正方形の盤に、表裏が白と黒の丸いコマを使い競う二人用ゲームです。誰でもが知っていますし1度は遊んだことのあるボードゲームの一つだと思います。
そのオセロの世界選手権で、若干11歳小学5年生の福地啓介さんが、36年ぶりに最年少優勝記録を更新して世界チャンピオンに輝きました。このオセロの大会には「無差別部門」「女子部門」「ユース部門」「国別対抗部門」の4つの部門があります。日本からは福地さんを含め5人の選手が派遣されていました。
「無差別部門」「ユース部門」で福地啓介さんが優勝、「女子部門」では菅原美紗さんが優勝(二連覇)、「国別対抗部門」も日本が優勝(14連覇)完全勝利二連覇中です。

「西洋双六」=バックギャモン

またバックギャモンも、今年8月にビッグニュースがありました。バックギャモンは「盤双六」「西洋双六」ともいわれる二人用の「すごろく」です。
ボードの上には三角形のポイントといわれるマス目が、2色の色違いで片側に12個、全部で24個のポイントが描かれています。そのボード上で15個のコマを相手より早くゴールさせた方が勝ちを得るゲームです。
このゲームも遊んだことがある方、遊んだ経験がなくてもボードを何かで見たことがある方も多いと思います。今年8月にモナコ公国のモンテカルロで開催された「第43回バックギャモン世界選手権」で矢澤亜希子さんが2度目の優勝を果たしました。2度目の優勝(2014年・2018年)というのは史上初の快挙でした。

世界遺産をモチーフにしたゲーム「カルカソンヌ」

カルカソンヌ
カルカソンヌ対戦

そしていま最もホットな世界チャンピオンは「カルカソンヌ」です。
カルカソンヌとは、フランス南部にある世界遺産「歴史的要塞都市カルカソンヌ」をモチーフにした、タイルを齟齬なく繋いでミープルと呼ばれる人型のコマを配置し、要塞都市や道を完成させて得点を得る多人数ゲームです。しかし二人でプレイすると競技性がグッと高くなります。また2000年に発売され2001年にはドイツ年間ゲーム大賞・ドイツゲーム大賞など様々なアワードに輝いたゲームでもあります。

10月27日にドイツ・エッセン市で第13回カルカソンヌ世界大会が開催され日本代表の藤本厳朗さんが優勝しました。
メビウスママも現地で観戦し、予選から順調に勝ち進む様子をワクワクしながら目の当たりにしました。この世界大会には。第6回目から日本も参加を始めました。2011年小向真之介さん準優勝、2014年望月隆史さん優勝、2015年望月隆史さん準優勝という実績を誇っています。

カルカソンヌ優勝

若者の人気が高まっている「お邪魔者」

さらに2018年12月1日にポーランドのワルシャワで、第3回「お邪魔者」世界大会が開催されます。
「お邪魔者」とは近年若者たちの間で楽しまれている正体隠匿型の多人数ゲームです。プレイヤーは「金鉱堀り」と「お邪魔者」という役割(正体)を秘密裏に与えられています。金鉱堀りが金鉱を掘り当てるのか?お邪魔者がそれを阻止するのか?プレイヤー一人ひとりの正体が判別できない中で、各プレイヤーの様子や会話をもとに自分を勝利に導くゲームです。
まだ世界大会が始まって歴史の浅いゲームですが、第1回世界大会で日本代表今野律人さんが3位、第2回大会では日本代表藤田亜紗美さんが準優勝と好成績発進しているゲームです。今年第3回には日本代表鹿内寛さん、藤田亜紗美さんの二人が出場します。藤田さんは昨年に引き続いての日本代表です。お二人の活躍がとても楽しみです。

お邪魔者代表

手軽に楽しめる多種多様なボードゲームがたくさんあります。特にオセロは「覚えるのに一分、極めるのに一生」と言われるそうです。皆さんは手軽に遊ぶ派ですか? それとも極めてみる派でしょうか?
メビウスママは楽しむ派です。

オセロ
バックギャモン
メビウスママ(能勢真由美)
執筆者「メビウスゲームズ」女将、おもちゃコンサルタント
メビウスママ(能勢真由美)
水道橋にあるメビウスゲームズの看板女将。著書:メビウスママのエッセンシュピールガイドブック(スモール出版) フリーペーパー:ボードゲーム情報誌「メビテン!」をテンデイズゲームズの女将と配信中!

【連載】メビウスママのボードゲームのおはなし

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遊ぶ知る集まる2018.11.16