知る【連載】ギフトのプロに学ぶ!おしゃれな おもちゃの贈り方

サンタクロースっているんでしょうか? ~クリスマス気分を盛り上げるプレゼントのお話

2018.11.16

クリスマスは贈り物の季節。ギフトとおもちゃのプロがクリスマスへの思いを語ります。連載第3回目。

サンタクロースっているんでしょうか? ~クリスマス気分を盛り上げるプレゼントのお話

「おもちゃ」と「ギフト・ラッピング」の資格をとって20数年。
世界中の子どもたちにプレゼントを届けるサンタさんを影で助ける「サンタクロースの弟子」としては毎年、クリスマスシーズンがスタートする前に、この映画と本を鑑賞して気分を高めます。

クリスマスの本と映画

『34丁目の奇蹟』(20世紀フォックス)
1947年の名作映画が何度もリメイクされています。これは現代風バージョン。サンタクロースを信じていない6歳の少女の前にある日現れた、サンタクロースを名乗る一人の老人。デパートのおもちゃ売り場が舞台となりクリスマスに起こる感動の物語です。

『サンタクロースっているんでしょうか?〜こどもの質問にこたえて〜』(偕成社)
ニューヨーク サン新聞社に送られてきた8歳の少女の「サンタクロースって本当にいるの?」という質問に、記者が味わい深い社説でこたえた実話です。

サンタクロースはいるのか? いないのか? という疑問は、永遠のテーマです。幼児から小学生になり、高学年になり、子どもは、それぞれのタイミングでターニングポイントを見つけます。

ある年の11月。5年生と1年生の兄妹のお兄ちゃんが私のところへ来て、そっと言うのです。
「ボク、この間、押し入れで見つけちゃったんだ、クリスマスプレゼントを」と。
ああ、ついに気付いてしまったか…と思い、「妹ちゃんには内緒にしておこうね」と言ったところ、嬉しそうな顔で「うん!もちろん言わないよ。サンタさんが今年一番に家におもちゃを届けてくれたことは…」という意外な答えが返って来ました。まだ信じてた!

また親の転勤の多かった友人は、引っ越す度にその土地の有名デパートの包装紙で届くクリスマスプレゼントで、サンタクロースの夢が覚めたと嘆いていました。

そんな風にそれぞれの心に、それぞれの形でサンタクロースは存在し、受容されていくのです。

ですから、ぜひ、クリスマスプレゼントにはデパートやお店の名入りの包装ではなく、クリスマス仕様のオリジナルラッピングでプレゼントを贈りましょう!

クリスマスのラッピング

赤・緑・金の3色を使えば誰でも簡単にクリスマスラッピングが完成!
下手だっていいのです、贈る気持ちこそがギフトなんですから。

どんなおもちゃを選べばいいのか悩んだ時は、この1年のお子さんの遊ぶ姿を思い返してみましょう。お友達の家やイベントなどで「また、それで遊ぶの?」「え?ずっとそれで遊んでたの?」と驚くほど繰り返し遊んでいたおもちゃはありませんか?
それはきっとその子の今年のBEST TOYですよ。

一人ひとりのベストトイ

平成最後のクリスマス、皆さんに素敵な笑顔が積もりますように…
メリークリスマス!

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武田 真理恵
執筆者ギフト・ラッピングコーディネーター、おもちゃコンサルタントマスター
武田 真理恵
MARIE FACTORY主催。おもちゃコンサルタントマスター、ギフト・ラッピングコーディネーター(TVチャンピオン『ラッピング王』)、造形教室等講師として活躍中。

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