知る【連載】ギフトのプロに学ぶ!おしゃれな おもちゃの贈り方

語呂合わせ・ことばあそびで幸せを贈る!―縁起かつぎのめでたい江戸郷土玩具―

2018.09.28

江戸の郷土玩具に込められたメッセージを知って、おもちゃ+幸せをプレゼント。ギフトにまつわる連載第1回目です。

語呂合わせ・ことばあそびで幸せを贈る!―縁起かつぎのめでたい江戸郷土玩具―

大人への贈り物におもちゃ?

大人への贈り物におもちゃを選ぶと聞くと、意外に思いますか?実は、おもちゃの専門家であり、ギフト・ラッピングのプロでもある私の選ぶ贈り物には「おもちゃ」が登場する機会がたくさんあります。贈る相手が子どもの場合、「おもちゃ」はプレゼントの定番ですが、私はむしろ大人へのギフトとしてセレクトすることが多いのです。なぜならおもちゃには、色々ないわれやメッセージの込められているものが多いからです。
今回は、江戸郷土玩具の粋な世界から、気持ちが伝わるおもちゃ贈りの第一歩をご紹介しようと思います。

犬張子

まずは愛くるしい「犬張子」。犬は多産(安産)の象徴であることから全国各地の郷土玩具に使われ、妊娠、出産のお祝いに贈るおもちゃの定番でもあります。中でも「ざるかぶり犬」は、「犬」という漢字に「竹かんむり」をかぶせて「笑」と読めることから「笑門福来」のめでたいおもちゃといわれ人気があります。

でんでん太鼓

「でんでん太鼓」は豆がパチパチと音を立てて赤ちゃんをあやし、まめまめしく育つように…裏表なく素直に育つように…などの想いが込められています。

私自身、これを知る前と知った後では犬張子やでんでん太鼓を見る目がぐっと変わりました。ぜひ、こんないわれや作り手の想いもプラスしておもちゃを贈って欲しいのです。

招き猫

次に「招き猫」。これはコレクターが存在するほど人気の国民的キャラクターですね。東京では浅草、多摩、世田谷などが有名ですが、日本の各地に多種の招き猫が生息しています。

諸説ありますが、一般的に「右手はお金」を招き、「左手は人(客)」を招くといわれています。また色や持っている物、書かれた文字などでも願いや御利益が変わってくるようです。

商売を始める人、新天地で暮らす人など相手の状況に合わせて、応援する気持ちも添えて贈ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに私は毎年、お正月に神社で「招き猫おみくじ」なるものをひいて、その年の運を占って1年間、財布の中で一緒に暮らしてもらっています。

江戸文様や和の色の紙でラッピング

小粋な江戸郷土玩具を贈るなら、遊び心のある「江戸文様」や「和の色」の紙でラッピング!文様にもそれぞれいわれがあるのを御存知ですか?泥棒の風呂敷でおなじみの唐草は実は子孫繁栄を意味する文様です。麻の葉には強い生命力や魔除けの力があるとも言われています。この組み合わせ、出産祝いにぴったりですね。

そして東京五輪のマークで話題になった市松模様も日本で古くから使われている文様です。和風な文字のメッセージを添えて海外の方へのおもてなしギフトにいかがですか?

武田 真理恵
執筆者ギフト・ラッピングコーディネーター、おもちゃコンサルタントマスター
武田 真理恵
MARIE FACTORY主催。おもちゃコンサルタントマスター、ギフト・ラッピングコーディネーター(TVチャンピオン『ラッピング王』)、造形教室等講師として活躍中。

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