育む【連載】突撃!となりの「おもちゃの広場」!

作り手とつながる遊びの場 新座市・石井英子さんのおもちゃの広場

2018.12.21

埼玉県新座市の子育て支援センターに突撃! そこはおもちゃ作家と子どもたちがつながっている遊びの場でした。連載第4回目。

作り手とつながる遊びの場 新座市・石井英子さんのおもちゃの広場

埼玉県新座市で、長く子育て支援を続けている石井英子さん。おもちゃコンサルタントの大先輩です。
ご自身の経営する保育園に併設する支援センター「グラン・マ」で、地域の方達に声をかけて「おもちゃの広場」を開催するというので、お邪魔させていただきました。

グラン・マで毎日遊びにくる親子さんを迎え入れている、おもちゃコンサルタントの山岡千秋さんとお二人、赤いエプロンをつけ、準備万端。
会場は、グラン・マの前にある、とってもかわいいログハウス。普段はクローズしているので、遊びに来たママが「今日はこっちで遊べるよ」とお子さんに声をかけていました。

10畳ほどの屋内に、小さなお子さんの手に取りやすい高さに並べられたおもちゃたちを、遊びに来たお子さんたちは、確かめるように遊んでいきます。
「おもちゃの広場を特別な物として開催しているわけではないの。毎日が園の子ども達にとって特別な日で、その中におもちゃがある、そんな感じ。」
特別な毎日の中にあるおもちゃたち。
良い場を提供して、親子の育ちを支える。石井さん、山岡さんの作る場所が、居心地良く暮らしの中に溶け込んでいるようです。

「ここには、一点もののおもちゃも多いんですよ」と石井さん。
確かに、初めてみるおもちゃや、見たことのないサイズのおもちゃがあります。
埼玉県には、活躍中のおもちゃ作家さんが沢山いらっしゃいます。
今はもうベテランとなった作家さんの初期のおもちゃ、グッドトイアワードを受賞する前に購入したもの、通常生産していない手の込んだもの…。さまざまなおもちゃが並べられ、小さな手で遊ばれています。

「このおもちゃは大人気なのだれけど、遊んでいるうちに壊れるので、初めは直してもらっていたの。でも、そのうちに壊れにくいようにリニューアルされたので、新しいものに取り換えてもらったわ。」と、おもちゃをひとつ示して、お話をしてくださいました。
壊れる理由や、より遊びやすいおもちゃになるための気付きを、作家さんにフィードバックする場所にもなっているのだと思いました。
作り手と遊び手をつなげ、おもちゃの「あそび道具」としての質を高める場があって、こどもたちが成長するように、おもちゃも、より良いものになっていく。
おもちゃ、作り手、遊び手が、とても近く結びついている。
同じ地域で、長く子育て支援に関わってきた石井さんならではの「おもちゃの広場」だと感じました。

おもちゃは、最初に生産されたものから、徐々にバージョンアップしていくものが沢山あります。 お話を伺いながら、ここから生まれたあそびが、おもちゃをより良い姿に変えて、全国に広まっているのかもしれない、そんな事を考えた今回の取材でした。

おもちゃの広場への想いは、人によってさまざまですね。
次回はどんな想いに出会えるでしょう。どうぞお楽しみに!

加藤 理香
執筆者おはなしパフォーマー、おもちゃコンサルタントマスター
加藤 理香
ある時はおはなしパフォーマー、またある時はおもちゃコンサルタントマスター等、活動は多岐に。おもちゃの広場運営お手伝い中。岐阜市在住、活動範囲は北海道から沖縄まで。「どこでもドア」を持っているとの噂あり。

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