育む【連載】ギフトのプロに学ぶ!おしゃれな おもちゃの贈り方

子どもの「こだわり」を応援! 一つの動きでとことん遊べるおもちゃを贈ろう

2018.12.14

子どもには何か一つの動作や感覚にこだわる時期があります。そんなときにおすすめのおもちゃをご紹介! 連載第4回目。

子どもの「こだわり」を応援! 一つの動きでとことん遊べるおもちゃを贈ろう

玉入れ(木のおもちゃ 赤い鳥)

玉入れ

「先生の一番おすすめのおもちゃはなんですか?」と聞かれると、ふと思い浮かぶのは「玉入れ」です。「けん玉人形」や「葉っぱの迷路」と同じ、赤い鳥のデザイナー山中俊男さんのおもちゃです。
「玉入れ」は穴の空いた木箱と玉だけのシンプルなおもちゃ。上の穴から玉を入れるとコトンと心地よい音がして、玉が出てくる…たったそれだけの一見、地味に見えるおもちゃです。
でも、このおもちゃに夢中になる赤ちゃんの姿をいままでにどれだけ見たことでしょう。
自分の指でつかんだ玉を穴に入れる(アクション)
コトンといい音がする(サウンド)
穴から転がり出てくる玉(チェンジ)
この単純な3ステップが子どもを夢中にして繰り返し遊びたくなるのです。

ねじあそび(エデュコ社)

ねじあそび全体
ねじあそびの手元

「ねじあそび」(エデュコ社)もシンプルさで勝負の素敵なおもちゃです。こちらもねじを回してパーツをつけたりはずしたりするという、一つの動きにこだわったおもちゃです。
水道の蛇口をひねる、ドアノブを回す、雑巾をしぼるなど、昔は当たり前のように生活の中にあった「手指の動き」が、世の中が便利になることで、残念なことにどんどん無くなりつつあるのです。
このおもちゃは同じ形や色を見つけて、両手の指を上手に動かしてねじをはめる、はずすの繰り返し遊び。

子どもの「こだわるべきとき」

子どもには何か一つの感覚や動作に夢中になり、集中する時期があります。専門的には「臨界期」「敏感期」「発達課題」等と言われますが、私はこのことを「こだわるべきとき」と表現しています。
一つのことに、ただひたすらにこだわって、繰り返していくことで子どもはそれを確実に獲得していくのです。
私はこんな「こだわるべきとき」を応援してくれるようなおもちゃがこどもには大切だと思うのです。

こういったピンポイントなおもちゃは、幼稚園、保育園、子育て施設、ひろばなど子どもがたくさん集まるところに最適です。一般の家庭にももちろんあればうれしいおもちゃなのですが、子どもの施設であれば次から次へとこだわりやさんが遊んでくれるのです。
「あの子もついに通りましたか…」と登龍門的な存在になりますね。

プレゼントするときにはぜひ、そのまま持ち運べるようなケースやトレイも一緒に贈りましょう。できれば遊びの邪魔にならないよう、シンプルなデザインのものを…。子どもたちが遊ぶ姿を想像して、こだわりましょう!

ケースやトレイとのセット
ラッピング
武田 真理恵
執筆者ギフト・ラッピングコーディネーター、おもちゃコンサルタントマスター
武田 真理恵
MARIE FACTORY主催。おもちゃコンサルタントマスター、ギフト・ラッピングコーディネーター(TVチャンピオン『ラッピング王』)、造形教室等講師として活躍中。

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