遊ぶ【連載】赤ちゃんはお話したいことがいっぱい! 遊びを楽しむベビーサイン

ねんね期に使えるベビーサイン 【抱っこ】

2019.09.27

ねんね期の赤ちゃんには、語りかけがしやすくなる方法としてベビーサインを取り入れてみましょう!連載第2回。

ねんね期に使えるベビーサイン 【抱っこ】

ねんね期のママやパパは、慣れないお世話をすることに精一杯! 気づくと赤ちゃんをいきなり抱きあげたり、無言でオムツ替えをしたりすることも・・・。

そんなとき、語りかけがしやすくなる方法として、ベビーサインを取り入れてみてはいかがでしょうか?

「ベビーサイン」とは、0〜2歳の赤ちゃんとお話できる育児法です。

米国カリフォルニア大学の教授である児童心理学者のリンダ・アクレドロ博士、スーザン・グッドウィン博士が研究し、名付けた育児法です。「赤ちゃんとお手てで話そう」の著者吉中みちる(現・日本ベビーサイン協会理事長)が、我が子で実践し、本で紹介したことで、日本でも普及してきました。

この連載では、「ベビーサイン」を赤ちゃんとの遊びの中に取り入れることで、赤ちゃんとのコミュニケーションを豊かにする方法を紹介します!

★ねんね期は、「ベビーサイン準備期」

ベビーサインの本格スタートは、ベビーサインで会話するための心と体が整い始める生後6カ月以降となります。
でも、ねんね期からできることがあります。
それは「話しかけること」「目を合わせること」「赤ちゃんの気づきに共感してあげること」。

ねんね期のママ・パパも慣れないお世話で大変ですが、赤ちゃんもママのお腹から出てきて、激動の毎日を過ごしているかもしれません。聞きなれた声が聞こえたら、安心すると思いませんか?
ねんね期の赤ちゃんは、周りの音をよ~く聴いています。赤ちゃんの周りで何が起こっているのか、ママやパパは何をしているのか、実況中継をしてみましょう。

「パパが帰ってきたね」「お風呂をみてくるね」「鳥さんの声が聞こえるね」「大きな音がしたね」 「赤いボールに触れられたね」「面白いね」etc・・・

赤ちゃんに語りかけることを忘れてしまって、どうしても無言でお世話してしまう方は、ベビーサインを見せ始めてもOK!「べビーサインを取り入れる」ことで、話しかけるきっかけが生まれます。

★お勧めのベビーサイン【抱っこ】

いきなり抱っこをしたり、オムツを変えたりしたら赤ちゃんも驚きます。
「【抱っこ】するね」「【オムツ】を変えようね」と声をかけることで、赤ちゃんに心と体の準備をしてもらいましょう。意味が分かるようになると、抱っこやおむつ替えをしやすい体勢をとってくれるようになりますよ。

【抱っこ】は、両手を広げて抱っこするしぐさ。

ちなみに、【オムツ】は、お腹か、お尻を片手でポンポンするしぐさです。

そして、赤ちゃんに話しかけるとき、目は合っていますか?一瞬でも大丈夫。なんとなく赤ちゃん全体をみて話しかけるのではなく、目を合わせて話しかけましょう。

ママやパパのペースではなく、赤ちゃんのペースに寄り添ってあげると目が合いやすいですよ。赤ちゃんが何に気づき、何を感じているのかな?と考え、共感しながら話しかけて、目をみつめてあげましょうね。

下の画像のおもちゃ(歩く動物 ゾウ)は、坂をカタコトとかわいらしい音をさせながら、ユーモラスな動きで降りていきます。ゾウの動く範囲が決まっているので、赤ちゃんを抱っこしながらママが片手で操作できますし、うつ伏せの赤ちゃんも見やすい範囲で遊べます。第1回の【もっと】のベビーサインも見せられますね。

あなたのお子さんは、何を見て何を感じていますか?

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いちかわ ちづ
執筆者日本ベビーサイン協会認定マスター講師、アドラー心理学ELMリーダー、おもちゃコンサルタント
いちかわ ちづ
ベビーサイン講師として、イベント参加者約15000組、千葉・東京の教室卒業生約2000組にベビーサインを伝える。アドラー心理学も取り入れた乳幼児教室「太陽と月」主宰。「ベビーサインde遊び隊」として、「東京おもちゃまつり」など多くのイベントやセミナーに参加。 企画協力:べビーサインde遊び隊(堀江愛子、福田貴美子)

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